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たまには芝居を

入門して以来、師匠や兄弟子のおかげで

何度か歌舞伎鑑賞という高尚なお時間を頂戴しておりまして。

師匠に文七元結連れてってもらったのは色々楽しかったっけ。

あーこんな舞台なんだなあっていう勉強になったし。

 

「噺家やるなら歌舞伎見ろ、踊りやれ、歌もやれ」と

よく言われる。

うん、まあそうなんでしょうけど。

何でも知らないより知ってる方が良いに決まってる。

でも七段目やりたいか?っていうとそうでもない。

ああいうのは歌舞伎好きの方がおやりになればいいんで。

中村仲蔵は良いなあと思う。

うちの師匠がやってくれる日を誰よりも心待ちにしてます。

師匠にとってはおいそれと手を出せないネタらしい。

あ、今月の圓橘の会、演目は『淀五郎』です。

こちらも芝居がテーマの名作なんで是非お運び下さい。

 

王楽兄さんからチケットを頂戴して国立劇場へ。

『通し狂言 塩原多助一代記』

圓朝作の人情噺。4時間じっくり観劇。

ところどころ、あ~圓朝作って感じですわね、っていう。

長く感じる事も無く、楽しく拝見。

素直に面白かった。

芝居らしいくささも、心地いい。

やっぱある程度くさくやるくらいのが良いんでしょうね。

くさく演じるのも腕。それが出来ないから伝わらない。

くさ過ぎるのは駄目だけど、

あんまりサラッとやりすぎるのももったいない。

竜楽師や全楽師、兼好兄にもよく

もったいないって言われた記憶。

諸先輩方の言葉を咀嚼できる日がなかなか来ない。

 

チラシの裏にあらすじがあるためか、

唐突な場面転換に面喰う事もあるけど

それもまた、慣れると小気味いいんでしょうね。

愛馬物語じゃねえかっていうくらい馬とのやりとりを描いてた。

ポスターもそんな感じだったけど。

 

やっぱり歌舞伎も見なきゃだめねえ、と思いつつ

一緒に見に行った好の助と軽く飲もうと入った焼き鳥屋が

予想を遥かに超える料金設定。

焼き鳥屋ってもっとこう、安っぽい方がいいわ。

一々どこ産の鶏だのお茶がなんとか茶だのって説明されるより

これどこの肉だよそもそも鶏かよしかもこの焼酎なんだよ

絶対明日残るよでもうめーなっていう方が

自分みたいな貧乏芸人には程がようござんす。

 

数日後、楽生兄から芝居のお誘い。

『通し狂言 塩原多助一代記』

お、おう…。

「いいもんは何度見ても良いんだよ!だから来い」

兄さんのお言葉通りでした。

良いものは何度見ても良いものです。

今回は安心しきって軽く寝る余裕までありました。

こないだの意趣返しにと、無駄に高い居酒屋で

兄さんに奢ってもらうつもりだったけど

子守りというらしからぬ理由で逃げられた。

ちっ…。

 

ところでこの塩原多助一代記、噺で聴いた事が無い。

誰かやる人いるのかな?

音源、誰かのあるのかな?

うちの師匠、やんないのかな?

お前がやれよと言われても正直しんどい。

だって長いじゃん…。

この噺は、芝居の方がいいのかもね。

でも文七は、噺の方が絶対良いと思っております。

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