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東京の花火

噺家になるべく東京へ出てきたのが2004年。

あれから8年。

隅田川花火大会が一番有名な東京の花火なんだろうけど

何故かその日は毎年仕事が入る。

じっくり花火を観るなんて事もなく。

故郷の沼津に居た頃、少年時代は

親と一緒に花火を観た記憶があるけど。

熱海の海上花火は綺麗なもんだった。

 

8月1日、水曜日。

WWW告知のため、東京かわら版を襲撃していた

私の携帯に楽大から電話。

「今日花火あるんで師匠んち行くんすけど

師匠が〝橘也も誘っていい〟と言ってます。どうしますか」

江東花火大会。今年で第30回だったそうだ。

毎年その日は円楽師宅に御贔屓のお客様から師匠の御友人、

そして円楽師の一門が集まるとは聞いてた。

円楽師が懇意にしているレスラーの皆様もお集まりになる、と。

「プールにブレーンバスターで投げられましたよ兄さん!」

以前、嬉々として語っていた楽大。

「でも他の兄さん方が嫌がって誰もいかないんすよ!」

恐らく君が入る以前にそういう事散々してきたんだよ、

楽生・楽京両兄さんは…。

それにしても羨ましい。

我々の業界ではご褒美ですと何度申せば…。

かねてより羨望の意は示していた。

そしてそれを見逃す円楽師ではなかった。

 

いざこういうチャンスに直面すると気が引ける悪癖を振り払い

意を決して師匠宅へ。

それにしても東西線の混み具合がえらいこっちゃ。

花火開始ギリギリ前に到着。

宅前で偶然会った一太郎は早々に自室に籠る。

花火も飲食も、ドラクエⅩには勝てないらしい。

屋上に行き、師匠に御挨拶と御礼申し上げた後、

飲み物を頂戴する。

焼酎をロックで。で、その氷が南極の氷だと。

おいおいウソにしちゃあ規模がでけえぜと思ったら

本当に南極の氷っていう。自衛隊の方が運んでくれたとかなんとか。

もうセレブの日常についていけない。

普段飲む安酒が泣いて逃げ出すレベルの焼酎を

チビチビやってると花火開始。

東京へ来て、初めてちゃんと観る花火。

それがしみじみ嬉しくなった。

自分、弟子でもないのに。ただのポンコツなのに。

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感動でブレて隕石落下みたいになってもうた。

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正気を取り戻したところでもう一枚。

このシルエットのどれかが円楽師です。

良いものを観させて頂いた。

 

屋上にプールが用意されてまして。

ちびっこが遊ぶあれのでかいやつね。

あいにくレスラーの方々は都合つかなかったようで。

ですが儀式は執り行わないといけないわけです。

師匠の御友人がお一人、プールに飛び込む。

あられもない姿で。しばらくそれを見守る。

楽大が触発される。奴と心で会話する。

ニュータイプだったのかな俺ら。

お前行け、な空気を感じる。

いや自分、普段着なんで!と言いつつ

ジーンズの下にあらかじめ履いてた短パンいっちょになる。

赤札堂で慌てて購入しといてよかった。

脱いだ直後、何故か円楽師とちょっと会話する。

半裸の状態で師匠のそばに片膝ついてる自分の間抜けさ。

 

レスラー不在。でも自分から飛び込むってのもなあ。

楽大の膂力を信じてみる。投げるんだ楽大!

綺麗なボディスラム。あいつすげえな。

ちゃんと受け身とってしばらくプールに浸かってると

おもむろに立ち上がった円楽師。

眼前に仁王立ちの師匠。王者の風格。

そして手刀を研ぐ忍者・リターンズ。

お願いします。

フルスイングの逆水平が胸板を切り裂いた。プールへ倒れる。

レスラーは手加減してくれるけど忍者に情けは無い。

「天龍になめられたらいけないって言われてるからよ」

円楽師匠、本当にありがとうございました!!!

 

楽大と二人、濡れた体を拭きつつ(タオルも赤札堂で買っといた)

暗がりで着替える。祭りのあとは、いつだって物寂しい。

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