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2011年10月

東へ西へ

先日はマザー牧場行ってきました。

朝日新聞社さん主催の震災復興応援企画

「朝日フレッシュ寄席」

可愛いアルパカと記念写真撮れる会場に

高座を設置して寄席。

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マイクチェックに余念がない楽大。

 

当日は雨が降ったり降らなかったりで

電車も止まったりする悪条件だったけど

お客様にお入り頂けたので何より。

高座が受けてれば万々歳だった。

しょっぱい試合ですみません。

あちらで食べたソフトクリームが大変美味しゅうございました。

 

明日28日からは博多へ参ります。

お馴染みとなりました、六代目円楽師プロデュース

「博多・天神落語まつり」

博多の皆様の温かさに心が救われる瞬間です。

毎年これだけを楽しみに生きているようなもんです。

さて、寝坊しないように寝なきゃ…。

眠れない…。

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朝が怖い

早朝の電話が怖い。

曹長の電話だったらもっと怖いけど

落語界にそういう階級の人はいない。

寝るのが怖い。早起きの前夜、寝るのが怖い。

 
 

まだ入門してひと月くらいかな。

師匠宅に朝7時に行く用事があって。

それまで何一つ任されなかった自分が

初めて師匠のお供を命じられた瞬間。

緊張して眠れなくて、眠れなくて、眠れなくて…。

起きたら7時過ぎてた。

師匠宅に電話したらおかみさんの呆れ声。

すぐ謝りに行ったけどもちろん師匠は居なくて。

翌日師匠宅へ。

その頃は毎日怒鳴られてたのに、師匠は

「お前、目覚まし持ってないのか」の一言。

「今日この後買ってきな」

あんときゃ泣いた。いい歳こいて泣いた。

秋葉原行って、うるさい目覚まし買ってきた。

今も現役。

 

入門が許された直後、小圓朝兄さんに

「遅刻と嘘と卑怯な事だけはするなよ」と

きつく言われていたにも関わらずの失態。

情けなかったなあ。

あれ以来、翌日早起きだと寝るのが怖い。

その頃師匠からの連絡は電話(今はもっぱらメール)

だったから、朝方急に電話来たりすると

どんな状況でも起きた。

明日早起きしなきゃ、となるともうまるっきり眠れない。

目覚ましかけて、携帯の方のアラームもセットして

準備万端整えて、眠れない。

朝まで起きて、セットしていたアラームを解除する。

「よかった、寝坊せずに済んだ…!」

心から安心する。

その安堵感で寝て遅刻した事ある。

誰か起こしてマジで。

 

昨日はオフ。

久々にぐっすり寝た。

風邪が治ってなかったもんで。

携帯が鳴る。

あわてて起きる。

師匠からかもしれないッ…!

地元の親戚からだった。

なんだよ師匠じゃねえのかよ…。

何の用?くらいの態度。

「仕事なんだけど」

「はいぃぃっ!!空いてますぅぅぅ!!!」

前座の頃の純真さをもう一度取り戻したいわ。

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エンチョウ寄席ご来場の御礼

16日の両国エンチョウ寄席、ご来場下さいました方、

心より御礼申し上げます。

相変わらずの悪戯はご愛嬌と思召して頂ければ。

まだまだ千秋姉さんには色々伺いたい事あったんですけど

最終的に生活お役立ち情報コーナー。

少なくとも手羽先はあれで綺麗に食べられますね。

 

あの日は風邪でどうにもぐったりしてまして…。

久々にやった『転宅』も肝心なギャグが抜けちゃう始末。

やれやれ。

11月エンチョウ寄席は好楽一門弟子の会なんだそうです。

どうぞご来場くださいませ。

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大人になりたい

今月は全楽師匠との魅惑のスリーデイズから始まったんで

その話から書こうと思っている内に時が過ぎる体たらく。

こちらから真面目に教えを乞えば

きちんと教えて下さる数少ない先輩。

一々注意してくんないもんですよ。

そういうの、だれるし疲れるし。

そんな中、数年来注意され続けてた事を

つい最近痛感する私の阿呆っぷりに師匠もがっかりしただろう。

全楽師は一から十まで何でも言わない。

そういうのはみっともない、恥ずかしい事だから。

 

12~13日にかけて竜楽師のお供で会津若松へ。

去年・一昨年と自分の誕生日を過ごしたのもこの仕事。

今年はちょいとずれた。

別に僕の誕生日会じゃないから当たり前なんだけど。

あちらの酒蔵・末廣酒造さんでの落語会。

震災後にも関わらず会津の皆さんは元気で。

8月に兼好兄さんと会津行った時もそうだったけど

本当に被災したのかっていうくらい。

大入りのお客さん。

久しぶりに『時そば』。どうにもこうにも難しい。

竜楽師は『ねずみ』をたっぷり。

 

終演後は打ち上げ。末廣酒造さんのお酒を

浴びる様に頂く。今日はあまり飲まないって

前座の宮治君に宣言してたのに。

スタッフの皆様との会話は自然と震災の話に。

あの揺れを経験して以来、小さな余震でも

この後にでかい揺れが来るんじゃないかと不安になるらしい。

近頃じゃ揺れ方で震源との距離、揺れる範囲が

何となくわかるとまで仰る方も。

福島は原発で未だに大変な事になってるから

それが一番気がかりなんだけど、

会津の方はそうでもないと。

「でも皆さんお元気そうで本当に良かったです」

と安易な発言。

「表に出さないだけでね」

笑顔で返答された。

励ましや慰めの言葉、綺麗事なんて

現実の前ではクソみたいなもんだ。

僕らは大変です辛いんですとか一々言っても

しょうがないと、きちんと消化できる強さ。

大人だった。

こういうのが日本人の美徳なんだろうか。

頭が下がる思いだった。



 

ホテルで朝食を摂った。

普段はきちんとした食生活してないから

ああいう所行くと食べる。

朝からカレーを食べる。小ぶりの皿に

あふれそうになる寸前までカレーを盛る。

一緒に今回の仕事に来てた

講談の宝井琴柑さんに

「朝からカレーですか」って失笑された。

朝カレーは六代目円楽師も推奨してるんだよ!

何食ったっていいだろ!

あんだけ飲み食いした次の日の朝に

よくそんなに食えますねと言わんばかりの顔。

カレーの入ってた鍋(空っぽ)を一瞥して

「これ、兄さんが食べ尽くしたんですか」

俺じゃねえよ!最後に取ったのは俺だけど

もう俺が行った時にほぼ無くなってたんだよ!

むしろ飯の量とバランスとれなくて

カレー食ってるはずがいつの間にか

ちょっと汚れた白飯食う羽目になってたんだよ!

一から十まで全部説明する自分。

そりゃ宮治君に「大人になりましょうよ兄さん」って言われるわな。

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告知!

こういう事ちゃんとマメにやる人が仕事くるんだろうね。

わかってるならちゃんとやれやと。

てことで告知です、出演情報です。

 

10月両国は3,4,5日です。って今日からです。

当日告知するたぁひでえもんだぜ。

4,5日はお世話になってる全楽師匠が主任です。

どうぞふるってお運びください。

演者の名前を受付で一度叫ぶと前売り料金になるそうです。

二度・三度と叫ぶたびに値下がりするシステムは

まだ実装しておりませんので一度でお願いします。

 

10月9日、日曜日。

全楽師匠の誕生日です。

誕生日プレゼントは次の誕生日まで受け付けると思います。

そして深川東京モダン館にて圓橘の会です。

14:30開場、15:00開演

師匠の演目は『五人廻し』『河獺(半七捕物帳より)』

お供で僕です。いつもの抱き合わせです。

前売り予約はモダン館のサイトからどうぞ!

 

10月16日、日曜日。於・お江戸両国亭

おなじみ両国エンチョウ寄席です。

出演は好の助、橘也、そしてゲストに三味線のお師匠さんです。

寄席の内側を誰よりも知る真のフィクサーに

オフレコ話を伺う、のかな?

年鑑いじりに続く薄氷の上を歩く企画。

18:30開場、19:00開演、木戸銭は1000円、

いつも通り両国寄席のチケット・定期券で入場できます。

 

ちょっと早いけど早くないので早めに告知。

11月11日、金曜日。

吉祥寺のお蕎麦屋さん、中清さんでの落語会

中清寄席、第4回がございます。

告知遅いんだよ!って怒られる事が多いので今のうちに。

ご予約承っております。

お電話:0422-21-2891(中清)です。

落語に耐えた後のお酒とお蕎麦は格別です。

宜しくお願い致します。

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すみません、寝てました

また得意のブログ放置かと。放置新聞かと。

うわ、クソつまんねえ。

この人大丈夫?噺家みたいな事やってるらしいけど

それじゃすべり散らかすんじゃないの?という

お言葉が聞こえてきそう。実際陰口叩かれまくりなんじゃねえの?

 

えっと、忙しかったんです。いやホントに。

この場を借りて御礼申し上げたかったのですが

何しろぐったりしてしまって。

そろそろ動き出してみます。

 

年に二回、春と秋に地元・沼津で落語会を

させて頂くようになって3回目。

9月25日。日曜日。於・サンウェル沼津。

ゲストに女優の二宮さよ子さんをお招きしての秋の寄席。

親戚の伝手でご縁を頂戴したのは、

そもそも二宮さんが書を嗜んでらっしゃるから。

私の手拭いに一筆頂戴しようとお願いに上がったのがきっかけ。

その場で出演依頼も直訴する不作法を

素敵な笑顔でご了承下さった。

一人芝居の舞台も勉強させて頂いた。

これがもうホントに素晴らしくって。

杉村春子物語っていう、二宮さんの師匠にあたる

大女優・杉村春子女史の生涯を綴る作品。

その時、その瞬間の杉村春子さんの孤独とか

心の飢え、渇きみたいなものがひしひしと伝わる

素敵な舞台だった。

 

寄席にお役者様を上げるなんざ格の違いを考えろと、

お叱りを受けてもおかしくないんですが、

その辺は無知な馬鹿者のやる事と一笑に付して下さい。

前座の桂宮治君が実に良くって。

彼の高座、好きなんだよね。

あのスピードで喋っても滑舌いいし、リズムが良いから

凄く聴き心地が良い。

来年春には二ッ目昇進だそうで。ああ怖い。

売れっ子になったら使ってもらおう。

二宮さんには芝居の口上をやって頂いてからのトーク。

時間が足りない。もっと色々聴きたかったのに。

僕の演目は『目黒の秋刀魚』と『人情八百屋』

この日の反省点は自分にのみあるわけで。

僕は行って落語やるだけ。

営業やらその他バックアップは地元の親・親戚はじめ

スタッフ一同総出でやってもらってる。

これだけしてもらえるってのは本当に有難いことで。

手前味噌でみっともないけど、

あんなに支えて貰える奴は同じくらいのキャリアの噺家でも

そんなにいないんじゃないのかな。

その努力のおかげでお客様があれだけ入ったのに

あの高座じゃね・・・。

構成、演目のチョイス、ネタの中身、技量。

全てこちらの力不足。

来て下さった皆様、どうか懲りずにまた春にお運び下さいませ。

 

肝心の手拭い、これが良いのだ、また。

自分でもお気に入り。

二宮さんが仰るには、

普段はもっと女性らしい優しい字を書くんだけど、

敢えて勢いのある強い字を書いて下さったと。

しかも手拭いの大きさ・枠からわざとはみ出すように。

それが今の僕には良いんじゃないか、と。

大きく凛々しい字で「然」の一字。

二宮さんからの提案だったんだけど、

母方の祖父が「一然」て名前で。

この祖父が落語が好きで、僕が噺家になった時

密かに喜んでくれてたらしい。

二ッ目になったらこの祖父さんの前で落語やるんだって

張り切ってたんだけど、前座修行中にさっさと遠くに

行っちゃったせっかちな祖父さん。

子供の頃からこの祖父に憧れて、

自分も歳とったらこういうジジイになりたいって

思ってた。

その祖父の名前からの一字。

偶然、ではないのかな。

墓参りもしばらく行ってないし、

今度手拭い見せびらかしに行こう。

 

9月は色々辛くて泣き言だらけだったけど

こうして有難いご縁に支えられて

どうにかこうにか生き長らえております。

寝てる場合じゃないね。

そろそろ起きなきゃ…。

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