« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月

足りないもの

9月12日、月曜日。天気は概ね晴れ。まだまだ暑い。

埼玉県新座市の中華料理屋「古味虎」さんにて

「第6回こみとら寄席」 全楽師匠の独演会。

こちらの社長はじめ、スタッフの皆さんが

全楽師匠に惚れこんでいるため

いつも前向きな雰囲気。

以前別の店舗にてやってた落語会から始まって

10年以上。こちらのお店に移ってから6回目。

長く続く定期的な会の有難みというのは

こういう仕事に関わる人間ならこれでもかってくらい

承知しているわけで。

私も前座の頃から師匠の抱き合わせで

連れて来て頂いておりまして。

二ッ目になってもご一緒させて頂けるのは

社長と師匠のおかげであります。

感謝してもし足りない。

 

開場前に食事を頂く。

以前もこのブログで書いたけど

おこげ食べたの、ここが初めてだったのよね。

本日もおこげを頂戴する。旨いのよね、おこげ…。

ひとしきり御馳走になってから師匠に

「お前また一段と太ったろ」的な何かを言われた気がするけど

多分空耳だと思う。ハハハ、まさか…。

 

店内の柱を何本か切り落とすという大胆なリフォームをしたようで。

匠のアイディアにより、広々とした寄席空間を実現。

スポットの明りを浴びた高座も一段と輝いております。

満員御礼の札が入り口にかかる中、開演。

全楽師『長短』 橘也『目黒の秋刀魚』 

トリで師匠『お化長屋』

ノンストップ、ハイスパートレスリング。

長短って物凄く難しい噺なわけでして。

いや、やったことないですよ。

とてもじゃないけどやれる気がしない。

だからこそチャレンジするべきネタなのかもだけど

まだまだ恐れ多い難ネタでして。

スイスイっとそいつをこなす師匠。

お客さんもノリが良く。

師匠のお化長屋は初めて聴いた。

うちの師匠に教わって二ッ目の披露目の会で

勉強させて頂いて以来やってなかったけど

またやりたくなった。

楽屋で師匠にサゲのとこについて教えを頂戴したし

また思い出してみようかな。

上手い人の高座聴くとやりたくなって

やってみたら「アレッ?」ってなるいつものパターンか、これ。

そんな簡単に出来りゃ苦労はしないわけで。

 

打ち上げも賑々しく。

そのテンションのまま、師匠の車で

吉祥寺まで送って頂く。後輩の分際で。

しかも焼きそばをお土産に頂いて。

我ながら図々しいもんだ。

 

やっと二人きりのシチュエーションになったので

師匠にカラオケ行きたいです的な熱いまなざしを。

強く願えば、夢は叶うのね!

そんな気持ち悪い感情は無かったけど

久しぶりに師匠と二人でカラオケへGO。

寄席の楽屋では師匠に「壷算聴きたいです」だの

「幇間腹やってください」だの

客でもないのにリクエストするんだけど、

カラオケでもリクエストしてみた。

浜田省吾を是非…!

いいわー。ハマショーいいわー。

遅まきながら浜田省吾の魅力にとりつかれる深夜4時過ぎ。

楽しい時間はあっという間で。

時間が足りない。いくらあっても時間が足りない。

そして私に遠慮が足りない。

 

よい心持ちのまま帰宅。

眠くないので洗濯しちゃおうと思ったら

なんてこったい。洗剤が足りない…。

もういい。寝る…。

日々の睡眠時間だけは足りております。

あー寝不足になるほど仕事したい。

仕事量も足りない。

そうなるための努力が、恐らく一番足りない。

わかってんならやれよ、俺。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第63回 上石神井駅前寄席

9月11日、日曜日。晴れてはいないけど蒸す。

上石神井駅からほど近く、居酒屋「和」さんにて

上石神井駅前寄席。

前回出させて頂いたのは

震災から間もない4月。

久しぶりの仕事と、勢い込んで出かけた記憶。

あの時は桜が綺麗だった。

でもお花見は自粛ムードだったためか

幾分物悲しい風景だった記憶。

 

前回同様、立川談修兄さんとご一緒。

兄さんの御紹介で出させて頂いたわけで。

抱き合わせで申し訳ないです。

前回は楽屋で震災の話。

あの瞬間どこに居た、何をしていた、その後どうしたどうなった…

自粛ムードで仕事が無い!

結局自分のことで手一杯。

あれから半年。

仕事が無いのは震災のせいじゃないと

ようやく気付いた今日この頃。

こうしてお仕事出来る喜びを噛み締めつつ高座へ。

 

前回は出囃子も鳴らさなかった。

今回は出囃子最大出力。

近くにお住まいの立川談吉さんが勉強に

来てらしたので音響をお願いする。

談修兄『六尺棒』橘也『代脈』

仲入り挟んで橘也『目黒の秋刀魚』

トリで談修兄『だくだく』

前列のお客様が笑うまいと堪えてる感じで

聞いて下さってた。

我慢しなくていいのに…。

談吉さんには折角「音響係」をお願いしたんだから

出囃子だけじゃなくて笑い屋もやってくれりゃいいのに。

 

今日も楽しく仕事ができました。

皆様、有難うございます。

また宜しくお願い致します。

 

帰り道、近所の武蔵野八幡様で

秋祭りだそうで、縁日が出てた。

浴衣女子と手を繋ぐ男子に

恨めしい視線を向けつつ帰宅。

あれから半年。

少しずつ、街の様子も明るくなってきたわけで…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小児は白き・・・

顎が痛いです、物凄く。

ここ数日、左の顎が猛烈に痛くて

食事も一苦労です。

そんな思いしても食欲を満たしたくなる

自らの生命力に舌を巻きつつ

どうにかこうにか咀嚼しております。

原因は不明。

口腔外科というのに行くのが良いようですが

中々行く暇も無く。

今のところ喋る事は問題ないんですが

秋の味覚が美味しくなるこの時期に

物食えないってのは素晴らしい間の悪さ。

痩せろという神のお告げなのかしら。

 

冷蔵庫が壊れました。

以前きつつき兄さんに貰ったやつが遂に。

その日の昼間、卵を買ったばかりだったので

卵のために冷蔵庫を新調しました。

おかげさまで卵は無事です。

財布は致命傷を負いました。

冷蔵庫という、食材を保存する

大事なインフラが壊れるってのは

痩せろという神のお告げなのかしら。

 
 
奇数月第二土曜日は、小円楽師匠のご自宅で

中山亭落語会。

私は何か他に無い限りレギュラーで出させて頂いております。

次回は11月12日だそうですので是非。

師匠宅へ伺う前にぼんやり隣の公園で時間調整。

近くにマンションもあるので子供達が大勢。

「だるまさんがこーろんだ!」と無邪気なお子達。

微笑ましい。

「だーるまさんがハゲになった!ハイみんなハゲになってください!」

えっ。

どういうルール?

お子達どうすんの?頭髪を毟り取るの?

びっくりしたこっちの動きが止まる。

子供らしくすぐに飽きて次の遊びに移行。

リーダーらしき少年が声高らかに

「チ○コもぎ取りゲームやろうぜ!

誰が一番チ○コもぎ取れるか!」

えっ。

頭髪に続いて男の尊厳をその歳で喪失するの!?

しばらく見ていたが凄惨な事件は何も起きず

気付いたらお子達はキャッチボールしてた。

そっちのタマの取り合いかよ。

学校のそばで学校ごっこ、

お寺のそばで弔いごっこ、

刑務所のそばで刑務所ごっこ、だっけ。

子供の噺のマクラ。

あの公園の近くで闇医者でも開業してるのかね。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

特等席

9月6日、天候不順。

昼間は日本橋亭にてお江戸寄席。

平日昼間とは思えぬお客様の入り。

高座上がったら「待ってました!」とのお声。

どなたかとお間違えではないでせうか・・・?

勘違いの恋でもいいやと、気をよくして喋るアタイ。

『目黒の秋刀魚』をたっぷり、ではなくあっさりと。

若干時間短い体たらく。

楽しいのでまだまだこの秋、

秋刀魚の骨までしゃぶり尽くす所存。

 

仲入りが立川ぜん馬師匠だったので、袖で正座。

ぜん馬師匠の高座を勉強させて頂く。

ケチのマクラ・・・はて・・・

『黄金餅』!!!

凝視。注視。

あー・・・めったくそ面白かった。

木戸銭も払ってねえのにすっかり堪能。

ええもん聴いたわぁー・・・。

 

楽屋ではうちの師匠・圓橘のエピソードを、

そして袖でも勉強させて頂いて。

ぜん馬師匠を満喫できた晩夏の午後でありました。

師匠、大病されたけど、その後お元気で何よりであります。

いつか稽古のお願いに上がろうっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

秋刀魚は9月に限る

と言いながら10月もやるんですけどね。

好きな噺なので。

9月1日に近所のスーパー行ったら

秋刀魚がもう出てたので慌てて目黒の秋刀魚を

脳内からサルベージする作業。

季節ものの噺は思い出すのが一苦労でして…。

 

9月3日、土曜日。台風接近。

兼好兄さんと共に静岡へ。

台風へ向けて直進するような移動のため

新幹線動くのか心配だったけど、

そこは天下の東海道新幹線。

全く問題なく。

兼好兄と東京駅にて、新幹線の清掃スタッフの手際の良さに

感心しながら乗り込む。

3号車って、禁煙車両になったのね…。

もうこだまの15号車しかないのね。

肩身狭くなることこの上なし。

「ちゃんと起こしてよ」と兄さんに頼まれた。

兄さん疲れてるんだろう。顔色も良くない。

ギリギリまで休んでもらおう・・・!

暫くして、後ろに座ってた兄さんの咳払いで目を醒ます。

もうすぐ静岡らしい。あ、いや・・・その・・・。

兄さん寝られなかったらしい。

 

兄さんと静岡行くのは三度目。

二席やっていいとのお達しが出たので

『代脈』と『目黒の秋刀魚』

兄さんは『蛇含草』『壷算』

兄さんの蛇含草に歓声を上げる前列のお子様たち。

久々にやった目黒の秋刀魚、やはり楽しい。

去年覚えてあちこちで演らせて頂いたけど

今年もやろう。

サゲはあまりにも有名だから

落語知らない人でも「秋刀魚は目黒に限る」の台詞は

知ってるって人が多くて。

去年、王楽兄さんに

「お前この噺合ってるよ」と褒められたのが嬉しかった。

 

今時、季節を感じるアイテム少ないからね。

せめて噺の中だけでも四季を愛でて頂ければ。

 

実際にうちで秋刀魚焼いたりしないのです。

口にするのはここ数年師匠のお宅で。

師匠んち行く用事、何かなかったかな・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きっかけは、

フジテレビじゃないんでして。

落語やりたい、と思ったそもそものきっかけが

圓生師匠なわけで。

9月3日が圓生師匠の御命日。

明日がその3日なんだけど

明日は仕事を頂戴しているので

今年は本日2日にお墓参りをさせて頂きました。

 

前座の頃はまだ大師匠、五代目円楽存命で。

一門が集まる数少ない日だったっけ。

大師匠始め一門の師匠方が見える前に

きつつき兄さんと一緒にお墓の掃除したっけ。

毎年暑いのよね。

行く前にコンビニで多めに飲み物買ってもらって。

 

台風接近中につき、どうにも怪しい雲行き。

でもお寺に着いた時には日が差した。

やはり暑い。

そそくさとお掃除。

誰も居ない中、圓生師匠を今年もこの瞬間だけ独り占め。

掃除終わっても誰も来ないのでお線香を上げさせて頂いた。

今こうして噺家気取ってられるのも圓生師匠のおかげ。

師匠の残して下さった遺産におんぶに抱っこであります。

改めて感謝の意を。

 

帰ろうとしたら楽松師匠がいらした。歩いて。

いくら師匠が走るといってもお寺に駆け込んでくる筈は無く。

そこに好楽師匠が一門総出で。

ようやく賑やかになるお墓前。

 

大師匠が亡くなって、中々円楽一門全員が

集合する機会がないのが、個人的には少し寂しい。

円楽祭りみたいなの、やんないかな。

圓生祭りにすると、また誰がやるとかで喧嘩になりそうだし…。

世間様の興味関心はまだあるみたいで、

あの問題どうなったんですか、ってよく聞かれるけど、

私如き末端の一兵卒にはお上の事など解りません。

 

圓生ファンの方には、うちの師匠・圓橘の『庖丁』お薦めです。

是非一度お聴き下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

9月出演情報

台風接近中ですが、如何お過ごしですか。

月の初日なので近所の武蔵野八幡様にお参り。

曇り空を眺めつつ現在に至っております。

今月もちょこちょこ高座に上がらせて頂きます。

そちらの情報もお届け。

接近の際は騒音と暑苦しさに御注意ください。

 

●今月の両国寄席、私の出番は

9月14、15日です。

いつも通り17:30開場 18:00開演

 

●9月6日 火曜日

「日本橋お江戸寄席」

於・お江戸日本橋亭

13:00開場 13:30開演

私の上がりは13:45~

 

●9月11日 日曜日

「上石神井駅前寄席」

於・上石神井駅前 居酒屋『和』

14:00開場 14:30開演

今年4月に初めて出させて頂いたその日に

また是非、と仰って頂いての再登場。

今回も立川談修兄さんとご一緒させて頂きます。

 

●9月17日 土曜日

「むさし坊神田寄席」

於・むさし坊神田西口店

毎月恒例、むさし坊さんでの会

詳細はコチラ

おかげさまでこの寄席も四周年でございます。

 

●9月18日 日曜日

「圓橘の会」

於・深川東京モダン館

14:30開場 15:00開演

こちらも月例、圓橘の会です。

師匠の演目は『夢の酒』『鹿政談』の二席です。

 

●9月28日 水曜日

「九浦の家落語会」

於・吉祥寺東コミュニティーセンター九浦の家

隔月開催の私の勉強会。

今回も、7月に続き夜の開催。

18:00開場 18:30開演

演目?いやまだ全然決まってないです。

  

東京以外の情報もブログだし載せとこう、というわけで

●9月25日 日曜日

「三遊亭橘也 秋の寄席」

於・サンウェル沼津

13:30開場 14:00開演

年二回開催しております地元沼津での独演会です。

春は一人、秋はゲストをお招きする事にしてます。

去年の秋は地元関係者の熱望をかわしきれず

我がボス・圓橘沼津襲来という大型台風だったんですが

今回はさらに大型、いや大物ゲストであります。

女優・二宮さよ子さんに御出演頂きます。

大女優・杉村春子さんの愛弟子として、

また長らく一人芝居を手がけてらっしゃる

芸事の大先輩である二宮さんに

色々お話を伺う所存です。

いや、格でいったら僕なんざ口もきけないレベルですよ。

小朝師匠が二宮さんのファンでらっしゃるとか。

果たしてどんな事になりますか…。

二宮さんのHPはコチラ

 

●9月30日 金曜日

日本一暑い都市でおなじみ、熊谷にあります名物茶屋、

騎崎屋さんにて落語会を致します。

14:30開場 15:00開演

出演:三遊亭橘也 三遊亭鳳笑 桂宮治

騎崎屋さんの様子はこちらの食べログでご参照ください

 
まだまだ残暑が厳しいですが、

お暇な時にでも御来場下さいませ。

宜しくお願い申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »