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2011年5月

復調

暫く体調不良でしたが、やっと回復してきました。

歳食うとあちこちガタがくるようで。

この間ブログに記したい事がいくつかありましたが

それはまた改めてきちんとアップします。

ご心配下さった皆様、有難うございました。

 

今日5月16日はおなじみ両国エンチョウ寄席です。

今月は松幸改め立川幸之進二ッ目昇進披露です。

先月の楽大と同じく4月1日付けで昇進したこの男の

披露目を致します。

些か天気が心配な雲行きですがご来場お待ちしております。

 

5月25日に吉祥寺東コミュニティーセンターこと九浦の家で

いつもの勉強会を致します。14時開演。

平日昼間なので中々ご都合つかないかと存じますが宜しければ。

 

それと6月24日金曜日、こちらも吉祥寺のお蕎麦屋さん、中清さんで

第3回の勉強会。こちらは夜です。

また6月初日あたりに詳細を案内致します。

そんなこんなでどうにか生きておりますよ、と。

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上を向いて歩こう

凄く良い出会い、とても素敵な方とお会いしたんです。

その話をすぐにでもこのブログにまとめようと思った

5月7日。

起きたら胸が痛い。

嗚呼、あの方にアタシ、恋をしてしまったのね…!

とかそういうのだったらどんなによかったか。

痛い。ズキズキする。胸?鳩尾?脇腹?なんか痛い。

そのままPC前にてあれこれ作業する内に

どうやら痛みの総本山は前でなく後ろ、背中だと気付く。

背中の真ん中ら辺が張る感じ。

そして法則を見出す。

前屈すると痛い。体をこう、前に曲げようとすると激痛。

反らしたり、横に曲げるのはそうでもない。

あ、そうでもなくない。横は痛い。

この日はそのまま静養した。

 

明けて本日5月8日。

この日はとん楽師匠と一緒に観劇の予定、だった。

楽しみにしてた。

そちらの皆さんに私の袴を衣装として提供しているご縁もあるし。

それ持ってったのが震災当日なんだけど。

痛い。凄く痛い。

いや、袴不在で手持ちの衣装が無くて痛いとかじゃない。

そんな着物に困るほど仕事は無い。むしろそれが痛い。

前に体を倒せないんです。

背筋伸ばしてる分には何ともない。

ちょっと姿勢変えるともうダメ。痛い。

観劇キャンセル。師匠、すみません。

今日一日静養して、痛みが引かなければ病院行った方が良い、と

師匠からのご忠告。

とん楽師匠はそういうのも詳しいからね。

背筋痛めたんじゃねえの、との事。

真っ先に暴飲暴食を疑われたのは僕の日頃の行いのせい。

 

腰痛対策に持ってた湿布が、たった一枚残ってた。

早速貼ろうと試みる。クチャクチャになる。

噛んだ後のガムみたいになる。破棄。

湿布でこういう目に合った人、もうどれくらいになるのよ。

なんかないんすか。

小型のロボだのナノマシンだのが湿布貼ってくれるとか

そういう便利道具がご家庭に行き渡るのはあと何年後ですか。

一人身であることの罪ですか。祖母を心配させてる罰ですか。

 

ゴミ箱のゴミをまとめる。明日月曜だし。

前かがみになると痛くて飛び上がりそうになるから

物凄く良い姿勢。シャンとしてやる。

「私めはこのお屋敷でご主人様にお仕えする事を

誇りに思っております」

とか言う忠義の使用人みたいな佇まい。

流しの三角コーナーも綺麗にする。

お勝手の上の戸棚にあるネットを取るのは容易。

それを△にセットする時、どうしても下を向く。激痛。拷問。苦行。

精神が肉体を凌駕するようなシチュエーションでもないので

普通に痛みを堪えて△に新しいネットをかぶせる。

下を向けないだけでこんなに苦労するのね。

トイレも一苦労。詳細な記述は省く。

 

こんな天気の良い日に外に出ることもできず、

ただ静養するだけです。退屈です。

そういう時は神様が休めと言ってると思いなさい、と

前に誰かに言われた。

休みますよ、働いてもいないのに。

あーあ、とうなだれる。痛い。背筋が伸びる。

ああ、神様は下を向くな、上を向け、と仰ってるらしい。

確かにその通りかもしれません。

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上海日記 その十一

4月27日、滞在7日目。

前日の酒が残ってるようなそうでもないようなフワフワした状態で

そそくさと身支度。

タッツィーさんもこの日帰国だったけど、

日本での予定があるため、先に出発。

帰りも一人。

ホテルの朝食を最後も逃す。あの炒飯もう一度食べたかった。

 

心配性なため、かなり早めにホテルを出たら物凄く早く着く。

自明の理ってやつだ。

空港を一通り見て回る、ってほどもないくらいの広さ。

諸々手続きも慣れたもんだ。内心オドオドだけど。

 

飛行機を待つ間、煙草吸ったりお茶買ったり。

お茶は低糖の烏龍茶。この甘さも何故か懐かしい。

たかが一週間で何ぬかす、ってなもんだろうけど。

街中ではバンバン喫煙できるけど、流石に空港では無理。

きちんと喫煙所で一服、二服、三服…。

利用者がほぼ日本人っていうね。

狭い喫煙所内に溢れかえる日本語。なんだろう。あの感じ。

まだ帰国してないのにな、っていう。

物語の結末を誰かにばらされたみたいな、あの残念な感じ。

ちょっと違うか。いや、盛大に違う気もする。わからん。

 

行きはそうでもなかったんだけど、

帰りの飛行機は雲の中を飛んだせいか

まー揺れた揺れた。隣の男性が

「うぅっ!」ってくぐもった声でその度に悲鳴上げてた。

だからシートベルトはきつく締めろとあれほど…。

私はその辺素直に従ってますから安心ですよ。

安心して90年代ポップスでしたよ。

広末涼子の歌、久々に聴きましたよ。

 

定刻に着陸、無事。ありがとう、JAL。

携帯の電源を入れる。

あっちゃこっちゃからメールやらなんやら。

返信遅れてすみません。

帰国後、ちょっと体調が悪かったので

これからきちんとレスポンスしていきます。

もう大丈夫です。声だけ出ません。

 

何はともあれ師匠に電話。

出ない声を振り絞って帰国の報告。

挨拶に行こうとしたら断られた。

お土産渡したかったのに…。ださいTシャツじゃないのに…。

ま、いいや。今度機会見つけて持参しよう。

きつつき兄さんにも連絡。

師匠の会欠席させて頂いたから

その分、色々兄さんにお世話になったので。

喉お大事に、って言われちゃったい。

色々すみません。

 

帰国後初の日本食は寿司。どう考えても寿司。

たった一週間なのにすっかりご無沙汰、みたいな雰囲気の

我が家で久々の一人飯。うん。寂しい。だが旨い。寿司旨い。

 

初めての中国。近くて遠い国。

報道等で色々目にするし、どうしたって

無関係ではいられない隣国。

難しい事は私如きには分かりません。

でも、向こうで会った皆さんは

凄く活力があって、毎日美味しいもん食いたくて、

その分せっせと仕事して、酒飲む時は何度も乾杯して、

笑ったり怒ったりのはっきりした

楽しい人々でした。

 

今は中国人みんな、日本の震災に心痛めてるんだそうな。

自分が居ない間もかなり余震があったようです。

上海でも、何度か聞かれました。

日本は大丈夫なのか、原発は大丈夫なのか、って。

 

日々を大事にしようと、改めて思うわけです。

食える事も当たり前じゃないわけです。

だから中国の人は食事ってものを凄く重んじる。

一日の中で、凄く大事な時間と位置づけてる。

それが当たり前ですわな。

いただきます、って口で言うだけじゃ駄目です。

その意味をきちんと意識しないとね。

 

落語ってものについても色々考える良いきっかけになりました。

他のジャンルの芸人さんとの交流は、ずっと大事にしたいご縁です。

全ては上海っていう異国を勝負の場と選んで頑張っている

ねんどさんのおかげ。

本当に、有難うございました。

ねんどさんに、上海笑う劇場のスタッフの皆様に、

いらっしゃったお客様方に、出会った中国の皆さんに、

心より御礼申し上げる次第でございます。

 

いつか真打になった時に、上海公演、出来ないかなあと

密かに思いつつ、今日からまた日本で生きていきます。

 

あ、本日5月2日、代演で両国に出ます。

その代り9日は出ません、真楽師と交代してます。どうぞよしなに。

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上海日記 その十

4月26日、火曜日。滞在6日目。

この日が最後のステージ。

 

前日の観光で疲労したため朝起きれず。

ホテルの朝食が恋しい。

フラフラと楽屋へ行き、お馴染み近所の食堂からの出前。

この日から渡辺ラオウさんが合流。

自分らがしてもらったように近所を案内。

 

夜、定時に開演。

この日は自分が居た間で一番お客様が多かった。

お子様も多数。

お誕生日の方もお二人いらっしゃったようで、団体様ご一行も。

 

タッツィーさんのものまね、悟郎さんのマジック、

ラオウさんの体張ったネタのあと、

つまりトリで僕。いつもいつもすみませんです。

この日は臭豆腐を思い出しながら「ちりとてちん」

最後だからいつもより頑張る。

この時点で、寿限無連呼ショーから連呼症になってたので

声が出ない。高音が出ない。でも頑張った、と思う。

 

興奮冷めやらぬまま楽屋へ戻る。

基本、不注意なんすよ、僕。

視野狭いんすよ。

下向いてボーっとした状態で楽屋へ戻って

コンクリの壁の角に頭ぶつけて額から流血。

どうにもだらしない。

そんな時も着物を心配する自分。汚したくない。

麹町の猿を悪く言えない体たらく。

Photo_28

そんな状態でラオウさんと。だからピント…><

 

終演後、お客様と歓談。

渋い男性のお客様で、落語お好きな方が。

浅草によくいらっしゃるそうな。

今度は日本の高座でお目にかかりたいものです。

僕と同郷、静岡出身の方がいらっしゃった。

しかもこの日が誕生日。おめでとうございます!

あの方にもまたお会いしたいなあ。

皆さんと、上海最後の夜を美味しいお酒で締めくくらせて頂きました。

 

部屋に戻る前に劇場を記念撮影。

Photo_29

またいつか、来られたらいいなあ。

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上海日記 その九

昼食で腹を満たし、そこのトイレに愕然。

出先はちり紙を持って行けという

肥後ドッコイさんの教えはここで生きた。

 

一服し、次の目的地へ。

地下鉄を乗り継ぎ、世紀大道という所へ。

都心に近いらしく、おしゃれな町並み。

腹ごなしに歩く。気持ち良い午後の上海。

と、タッツィーさんが何かを発見する。

「ケンタッキーがある!!!」

 

ねんどさんから聞かされていた中国豆知識。

「中国のケンタッキーは、旨い」

理由は、鶏をその日の朝絞めるから、らしい。

行きたかったのよ、僕ら。

でもホテルの近所に無かったのよ。

豫園にあったの。でも行かなかったの。良い匂いしたんだけど。

 

そら行きますよ。

こうして書くと昼食後すぐ行ったみたいだけど

なんだかんだで夕方だったし。多分。

65元でチキン購入。

早速タッツィーさんと鶏を貪る。うめえ!

ケンタぱねえ!マジうめえ!

少しだけ食べる金さんと女性スタッフ。食べない悟郎さん。

どうしたみんな、無くなっちゃうぞ?

どうぞ、っていう顔。

清々しい気持ちで店を後にする。

ここで笑う劇場スタッフの女子とお別れ。

4人でひたすら歩く。

夕暮れの上海。

そこにでっかいビルが!

Photo_24

でっか!通称栓抜きビル。いや日本人がそう呼ぶんだろうけど。

真下から見るとこんな感じ。

Photo_25

たっか!首いってえ。

あの上から見る夜景が綺麗とのことなので一旦はスルー。

先を急ぐ事に。

海へ出る。海風が気持ち良い。

Photo_26

上海の黄昏。

しばしこの場でくつろぐ一行。

 

金さんがこの景色を眺めながら

「ずっと上海に憧れてたんですよ」と呟く。

憧れる景色だと思った。

活気があるんですよ。上海。凄く。

どこ歩いてもそう感じた。

良い街だな、としみじみ思った。

 

日が暮れてきたのでさっきのビルへ戻る。

150元で最上階まで。

正式名称「上海環球金融中心展望台」

手元にパンフレットあってよかった。

お待ちかねの夜景が眼下に。

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中央にそびえるはテレビ塔。

実に綺麗だった。

金さんが記念写真撮ってくれたんだけど

何故か全てぶれるという事故。怒る金さん。

遠山の、だったら桜吹雪だけど

こっちの金さんをこれ以上刺激すると血飛沫になりそう。

なだめつつご通行の方に撮って頂いた。

 

ホテル最寄の駅まで戻って食事して解散。

一日案内してくれた金さんに心からの感謝。

お礼に翌日、扇子をプレゼントした。メッセージ添えて。

謝謝はみんな知ってると思うんだけど、

それのもっと丁寧な言い方は

「非常感謝」って言うんだって。

この日は金さんに、非常感謝。

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上海日記 その八

4月25日。月曜日。

上海笑う劇場は月曜定休。つまりはオフ。

一日観光と決めていた。

タッツィーさん、悟郎さんの楽屋仲間に加えて

笑う劇場に出演後、中国各地でひと月の間公演をしてきた

ねんどさんと同じくワハハ本舗所属の

3ガガヘッズのお三方もご一緒してくださることに。

笑う劇場のスタッフで日本語も上手な金さんとあとお一人

女性スタッフも一緒。

金さん居れば安心。ホントこの方にはお世話になった。

 

まずはホテルからタクシーで七宝という町へ。

ここは豫園同様、下町の趣き。

Photo_15

風情があるね。

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屋台にてウサギと亀を売るおじいさん。

どっちが早く売れるか競争してんすか。

物語で辛酸を舐めたウサギに配慮してか、

圧倒的に亀が多い。ウサギ超有利。

だがそこで油断すると二の舞なのでウサギ頑張れ。

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串にさした苺などのフルーツの表面を飴でコーティングしたお菓子。

金さんが懐かしそうに食べてた。一個貰う。甘くて優しい味。

湯葉の揚げ春巻きみたいなやつも買って食う。

餃子も食う。なんかの揚げ物も食う。やたら食う。

ホテルの朝食はパスして正解だった。

Photo_18

川があって、そこを屋形船が流してるんですな。

風情があるね!乗らなかったけど。今度乗ってみたいですな。

 

お土産も物色。普通のお茶屋さんでジャスミン茶を購入。

お湯注ぐとふわぁーって開く、アレ。

Photo_19

どっかの店にあった。

「ディテールにこだわり」と言いたいんだろうけど

だわり、になっちゃってる。

「いしまでも新鮮な魅力を失わ」あと何?!うしなわ、何?!

いしまでも、につっこみきれない程のマシンガン誤字。

ケアレスミスにムズムズして顔が引きつることでお肌引き締め、

美顔効果があるのかもしれない。奥深い。

悟郎さんがマジック用品店を見つけ、みんなで行く。

色々あった。

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迫真大便、だそうです。

歩いてると、急に異臭が漂うポイントが。

臭いの原因がこれ。

Photo_21

リアルちりとてちん。

チョウトウフって言うらしい。臭い。でも風情があるね!!

 

あれだけ食べ歩いたり迫真大便目の当たりにしたのに

きっちり昼食。タフな胃腸に感謝。

そういや一回もお腹壊しませんでした。

通り沿いの食堂にお邪魔。

椅子席では手狭なので奥の個室にご案内。

奥…?厨房を抜けるとそこはこんな空間だった。

Photo_22

ふ…風情があるね!!!

金さんが注文してくれる。ビールも飲んじゃうよ。

昼間飲むビールは旅先の醍醐味でございます。

食事も程なく運ばれてくる。

Photo_23

何故食べる前に写真撮らないんだと。

綺麗な状態で撮影しない自分の配慮のなさを猛省。

言い訳させてもらうなら、旨いのよ。ホント。

撮るより先に箸出しちゃったのよ。

何食べても旨い。そして量が多い。食いきれない。

向こうは残すのが当たり前らしい。

もったいない、と思いつつ昼食お開き。

 

その後3ガガヘッズさんとお別れ。

タッツィーさん、悟郎さん、金さん、劇場スタッフの子、そして僕の5人で

次なる目的地へ向かったのであります。

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上海日記 その七

寿限無連呼ショーの後遺症が

今この記事を執筆している現在まで尾を引いております。

喉、潰しました。声が出ません。

 

4月24日。滞在四日目。

昼間のステージもあるので正午頃楽屋へ。

今日も今日とてご飯が旨い。

来た当初はみんなで同じ弁当だったんだけど

人数分、別々のおかずにして

みんなで食べる方式にチェンジ。

中華は大勢で食べるに限る。

 

昼間の高座は「つる」夜は小咄を色々やってみた。

ちょっと色々あって、落ち込む。

ねんどさんに弱音を吐いてしまう。

ずっとあれこれ気遣ってくれたねんどさん。

どうしたの?と心配されてしまう。

ごめんなさい。心の弱いアタクシで。

ご迷惑をかけてしまった。以後気をつけます。

そしてありがとうございます。

 

この夜はねんどさんに火鍋をご馳走して頂く。

鍋の真ん中に間仕切りがあって、辛いのと辛くないのと

両方楽しめる、アレ。

日本でも結構出す店あるよね。でも僕は初めて。

 

旨いのなんの。辛いのなんの。まー辛い。

付けダレを自分であれこれ混ぜるんだけど

食べてる内にスープで辛くなるから、

なるべく辛くないタレに調合。でもすぐ真っ赤。

ひたすら食べる。ビールを飲む。しめにうどんも入れる。

すする。むせる。汗が吹き出る。

向こうの食事をすると、やたら汗をかく。

そういうもんなんだって。食事して汗をかいて

健康を保つ、らしい。

高校生の頃、新陳代謝が今よりずっと活発だったからか

家でカレー食ってたら猛烈に汗かいて。

それを見た父親に「何をそんなに汗かいてんだ!」って

ぶん殴られた記憶があるんだけど…。

実家が中国だったら怒られずに済んだんだな。

ねんどさんが愛用のiPhoneを紛失するという

悲しい事故もあったりと、悲喜こもごもの夜でした。

その後見つからず、新しいのを買ってらっしゃいました。無念。

 

あ、翌日、火鍋を食べたんだな、と

下半身できっちり痛感しました。

痛感って漢字が実に的確だな、おい。

あれで小辛だったってんだからなあ…。

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上海日記 その六

4月23日夜。

昼間、中国美女にモデルですかと言われ意気揚々。

仕事も頑張ろうと決意を新たにする。

1ステージ目は「元犬」

しばらく時間おいて、次のステージを楽屋にて待つ。

そこにねんどさんからの急報。

「次、お客さんが全員日本の人じゃないから!」

 

なん…ですと…?!

現地邦人の皆様にお届けするというご依頼で伺った私。

中国語は全然知らない。

ニーハオ、シェイシェイくらいですよ。あとチートイツ。

そんな…日本語駄目だとオイラ丸腰じゃん。

タッツィーさんはものまね。国境越える効果音ものまねとかがある。

マジシャン悟郎さんは言うに及ばず。

マジックは強いね、こういう時。

 

その前まで僕をトリにして頂いてたんだけど、急遽変更。

お二方にお任せする事に。でも何かやらねば。

無い知恵を絞る。トイレ脱出できたんだ、出来るはず。

「!」

一案を思いつく。

ねんどさんと作戦会議。

 

本番。演者紹介もねんどさんの中国語。

トップバッター、俺。

スタスタと高座へ。

自己紹介、からの演目紹介。

「寿限無という、落語ではおなじみのネタやります!」

ねんどさん通訳。

「この話は、あるご夫婦に子供が生まれまして、その子に名前を…」

もう先に解説。設定を説明。そして同時通訳。

「その名前というのが寿限無寿限無ry」

ねんどさん通訳「寿限無寿限無ry」

うおーい!俺よりスラスラ言わないでくださいよ!

子供が大きくなって友達が迎えに来る、でも子供起きない、

親が頑張って起こすんですが名前が長いので大変です、と解説。

ねんどさん通訳。

からの寿限無連呼ショー開始。

最初は優しく、段々ヒートアップ、親父登場でボルテージMAX!

いつもより余計に言い立てております!ここしか見せ場無いし!!

「おばちゃん!学校終わっちゃったよ」サゲ。

ねんどさん通訳!

「名前が長いから、起こしてる間に学校が終わっちゃったんですね」

的な事を中国語で解説。

初めての試み、落語同時通訳。

 

汗っかきなのはいつもの事ですけど、もうビチョビチョだった。

ボロ雑巾のように楽屋へ戻る。

タッツィーさん、悟郎さんのお力でステージは本来の輝きに戻る。

ねんどさんから「よかったよ」とのお言葉を頂戴出来なかったら

多分泣いてた。

 

その後、お客様方と酒席をご一緒させて頂く。ご馳走様でございました。

Photo_13

フォークを曲げるマジシャン悟郎。

食い入るように見つめるお客様。

近くで見ても分からない。まるっきり、わからない。

普通のフォークだもん。そこにあったフォークだもん。

Photo_14

こちらが事後。

 

落語ってものが、いかに恵まれた環境で

成立している芸なのかを痛感した夜でありました。

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上海日記 その五

4月23日。滞在三日目。

この日で帰国する肥後ドッコイのお二人を見送るべく、

早めに起きて一階のレストランへ。

三人で朝食。

ミートボール君よく食うなあ、とか思いつつ

自分もガツガツ食う。キャラがかぶらない程度に貪る。

晴れやかな顔でホテルを後にする二人。

色々お役立ちアイテムを残してくれた。

ホワイトボードは筆談に最適。のど飴も助かる。

あとはその、うん、ここには書けない冊子!

冊子だけに察してくださいとかそういうのは言わない約束。

言ったらトイレに監禁の刑。

 

昼間はねんどさんがオファーを受けていた

ボランティアのイベントに同行。

新天地、という所へ赴く。

是非上海の町を着物で歩いて欲しいとのご要望。

仰せのままに。

 

凄くおしゃれな町並み。地元の人ってより、

よそから来た人が来る所らしい。

我々以外にも諸外国の人が多い。

イベント出演も無事こなし、日本の震災への

募金も沢山寄付して頂く。ありがとうございます。

私からもこの場を借りて御礼申し上げます。

 

その後、新天地を歩くねんどさんと愉快な仲間達。

明らかに浮いてる俺。一人だけ異形。

ねんどさんが記念に写真を撮って下さった。

Photo_11

中国ですよ、上海ですよ。

Photo_12

こっちはタッツィーさん。メンズナックル風。

伊達ワルブラックでガイアが呼んでうんたらかんたらです。

ねんどさんが上海笑う劇場を宣伝すべく、道行く人々に声をかける。

向こうでのねんど大介っていうネームバリュー凄い。

人気者。子供がサインねだってた。

中国美人に話しかけるねんどさん。

僕を見て何かお話。何て言ってるの?美女は。

ねんどさん「あなたはモデルですか?ってさ」

上海最高。

 

この日のステージは「元犬」と「寿限無」

さて、この寿限無がですね、色々と大変だったんですが

その話は次の記事にて。

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上海日記 その四

トーマスらしきロボをみんなで見てたら

店員がヒソヒソと「トーマス、トーマス」って言ってた。

「おいこいつらトーマス(笑)見てるよ。これは流石にねえだろと

思ったけど、案外売れるかもな」

とか思われてたのかな。買わなかったよ。

 

22日夜は「時そば」「町内の若い衆」をやりました。

仕事もやったのよ。遊びじゃないのよ。

この日から、マジシャン悟郎さんも合流。

日本とドイツのハーフ。どうしよう、良い男だわ。

翌日帰国、最後のステージだった肥後ドッコイのお二人。

ネタで使うおもちゃの刀が最後の最後で折れるミラクルを発動。

刀よく頑張った。

他のジャンルの芸人さんと一緒に仕事する楽しみを満喫。

Photo_10

記念写真…。ピント…><

  

終演後、ねんどさんに食事に連れて行って頂いた。

お粥。日本のと全然違うね。

病人が食うとかじゃない、きっちり食事として成立する味と量。

満足して部屋に戻る。悟郎さんと相部屋。

食事には行かず先に休んでた悟郎さん。

寝息も立てずにおやすみ。

あらかじめ布団は離しておいた。念のためです。

夜這いのように静かに布団に潜り込んで就寝。

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上海日記 その三

参って書こうと思ったけどやめた。三でいいよ。

トイレからの脱出に成功し、みんなのもとへ合流。

早速観光に出かける。

ステージは夜からだから、昼間は暇なのよ。

遊んでたわけじゃないのよ。

 

ホテルから水城路駅へ、そこから地下鉄で豫園という町へ。

地下鉄、綺麗だった。日本と遜色ない。

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パッと見東京メトロ南北線?っていう。

豫園の町にほどなく到着。

Photo_4

昔ながらの街並みを残しつつ、観光地って感じ。

浅草みたいなもんかな。

お土産屋さんをあちこち物色。楽しい。賑やか。

Photo_5

ズラッと並ぶお店。

Photo_6

思い描いた中国の風景って感じ。

でかいアヒルが居た。

10元ショップ、要するに百均みたいな店に

ドラえもんのようなキャラのトランプ。

あくまでようなもの、ですよ。

ドラえもんのような、はドラえもんじゃないのよ。

志の輔師匠の「バールのようなもの」聴いてね。

みんなで見つけただけ買った。買えるだけ買った。

お見せしたいけどやめときます。爆笑しました。

携帯ストラップもあった。こちらも色んなキャラのようなもの。

Photo_7

一個10元まで頑張って値切った。

「上海」って文字が大きくプリントされたTシャツも

90元って言われたけど、肥後ドッコイのミートボール君が

30元まで値切ってくれた。ありがとう。

タッツィーさんに「これが一番ださいっすよ!」って言われて

強く薦められた逸品。誰かにあげよう。

Photo_8

表通りは綺麗っていうか都会的なんだけど

ちょっと一本入るとこんな下町の風景。

歩いてるとお店のおじさんやらお姉さんやらが

「トモダチ!トモダチ!」と声をかけてくる。トモダチ作戦。

魔法の言葉要らないんだな。上海来るたび、友達増えるね。

「トモダチ!何欲しい!財布、バッグ、時計!」

ええ、ご存知のあれです。

10元ショップで売ってた時計を買ってみた。

ロレックスとかグッチ、みたいな文字が書いてあった。

グッチらしき方はその日の内に金具が取れた。

あくまで、のようなものです。類似品にご注意を。

他のとこでこんなのも見つけた。

Photo_9

向こうのトーマスは合体スーパーロボットらしい。

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上海日記 その弐

4月22日。

どこでも寝られる呑気さに感謝。

シャワーの水も臭うけどお構いなく。

歯磨きのあとはペットボトルの水でゆすいだけど。

エビアンとかボルヴィックは10元(1元≒15円)なのに

現地のペットボトル入り水は1元くらいっていう。

その辺も疑う事をやめた。

信じるものは救われる。たまに足元もすくわれる。

 

ホテルの朝食がバイキングなので生野菜は避けて

それ以外を貪る。旨い。普通に旨い。炒飯旨い。

ステージは夜からなので、この日は肥後ドッコイさんに

色々案内してもらう予定だった。

そそくさと支度して一階へ。

 

向こうのトイレでは、用を足した後、紙を流しちゃいけない決まり。

紙流すと詰まるの。

便器の横にゴミ箱があって、そこに使った紙を捨てる。

それ拡げて乾かしてとかそういうんじゃないの。

勿論ホテルの部屋でもそういうルール。

部屋にはゴミ箱が一つ。

自室で用を足す、紙をそこに捨てる…。ね。

そこで寝るの嫌でしょ。

うんこと一緒に寝るの嫌でしょ。

婉曲的な表現が思いつかなくて申し訳ないです。

 

だから自室ではなく、ホテル一階のトイレでしようと。

行ったさ、トイレ。入ったさ、個室。

ドア閉めて、座って、することして、ルール守って。

さて行くかと思って立ったら異変。

ドアが開かない。

ドア開けるために手でつかむあれが無い。

ドアノブっていう、あれが無い。

……え?なんで?

考える。色々試行錯誤する。開かない。

ちょっと強めに押してみる。開かない。

もうちょい強めに押してみる。びくともしない。

肩でちょっと押してみる。微動だにしない。

肩でぶつかってみる。痛い。

 

はぁ?!なんで?!どういうこと?!

おいおいちょっと待て。

もう待ち合わせの時刻まで3分くらいしかないんだぞ。

粗忽の釘を思い出す、落ち着け、落ち着けば俺は一人前なんだ。

煙草吸えばいいのか?灰皿あるしな。

いやそんな時間ない。どうする俺!どうするよ!

泣きそうになる。やだよこのままここに住むの。

日本帰りたいよ。みんなと上海観光したいよ。

まだギャラもらってないよ、そもそも仕事してないよ。

ドアノブがこんなにあっさり壊れるのに

なんでドアはまるっきり壊れないんだよ!

 

天を仰ぐ。我が生涯に沢山の悔いあり。悔いしかない。

視線を上に向けて気付いた。

壁が低い。上に隙間がある。しかもかなり。

よく見ると下も。だが上の方がスペースが広い。なるほど。

下の隙間から隣りの個室を確認。誰も居ない。

鞄を背負う。便器を足場にする。腕の力で体を引っ張り上げる。

音もなく隣りの個室へ着地。

「ふぅ、快便だったぜ」みたいな顔して脱出成功。

ギリギリ間に合った。便意も、待ち合わせも。

もう一度シャワー浴びたいほどの汗を額に滲ませ、

集合場所のロビーへ。外は快晴だった。

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上海日記 その壱

4月21日より一週間、中国は上海に行って参りました。

おかげさまで無事です。

普段は画像を上げず駄文の羅列だけのこのブログですが

折角向こうで何枚か写真撮ったので

それを交えて向こうでの話をポツポツ書く所存です。

 

4月21日朝。成田発。

一人っきりで飛行機乗るの初めて。

吸えるだけ煙草吸って出国。

乗る寸前に師匠からメールが来てびっくりした。

なんだろう、あのタイミング。出発時刻知らせてなかったのに。

  

機内でCAさんが「荷物は上の棚、もしくは下に…」って言おうとして

「荷物は上の下」とかトンチキなことを言うのに苦笑。

なのに英語は噛まずにペラペラっていう。

ヘッドフォンつけて何か聞くことに。

渡部陽一の童話朗読ってのがあった。何でもやってるな、あの人。

桃太郎だの花さかじいさんだのあって、終いの演題が

「やりたいことやってみよう」

うん、見習いますわ。

邦楽スタンダードを選択しようとしたら

吉幾三さんの「オラ東京さいぐだ」が流れてきた。

いや、東京からいぐだ、オラ。

JAL名人会でも聞こうかと思ったけど

結局90年代ポップスっていう。

あの辺が自分にとっては青春のインデックス(笑)らしい。

 

上海まで2時間ちょい。近い。

漁船が見える。あの船が日本の領海スレスレまで来るのかしらと

眺めつつそろそろ着陸。

一番初めに見えた看板が「中国武術」っていう恐怖。

どことなく茨城辺りの郊外みたいな風景が眼下に。

オドオドしながら飛行機を降りて入国。心細い。

中国人はこちら、外国人はこちら、って窓口が分かれてて。

その横に「工作人員」の文字。

工作人員?!…テロリストの方はコチラ、ってこと?

あとで聞いたらスタッフって意味だとさ。なるほど。

 

空港から車でホテルまで移動、の最中にもう胸が痛い。

別に郷里を想い悲しくなったんじゃない。痛い。

空気が…きっつい…。

大型トラックの後ろをずっと自転車で追いかけてるような気分。

 

必死で堪えながらホテル着。

今回の仕事場である【上海笑う劇場】へ。

ワハハ本舗所属、上海で活躍中の

ねんど大介さんが4月にオープンさせたお店。

上海には約10万人も日本人が住んでるそうな。

その皆さんに、日本の芸人を見てもらおうという趣向。

Photo

こんな感じ。

月曜休み、あとは毎日ステージ。

先に来てる芸人さんとご対面。

九州で活動中の肥後ドッコイのお二人。

ISAOさんは、ばってん荒川さんのご子息なんだそうな。

二世じゃーん、サラブレッドじゃーん。

一緒に来たタッツィーさんとも改めてご挨拶。

早速肥後ドッコイのお二人に町を案内して頂く。

 

車が怖い!信号守らない人がいる!歩き煙草とか平気なんすか!

バスまでつっこんでくるよ!横断歩道が油断できないよ!

圧倒される。これが中国か。

ホテルから徒歩圏内のスーパーへ。

後々までお世話になったな、ここ。

 

飲料の確保が重要らしいので買うことに。

お茶がある。「低糖」の文字。

ん?お茶だよ?鉄観音茶、って書いてあるよ?

烏龍茶にも同じ表記があるよ?何故に?

 

買ってみる。あっまい…(◞‸◟)ものっそい甘い。

そういうもんなんだとさ。甘くない無糖もあるんだってさ。

所変われば品変わるもんだね。

ふっつーにマックとか吉野家もあった。

この時点ではまだそういう食べ物が恋しくなかったのでパス。

楽屋でお弁当を頂く。近所の食堂から出前らしいんだが

これが旨い。凄く雑な感じだけど旨い。

居る間随分お世話になったあそこの食事。

何食っても旨かった。

 

初日は僕含めて二人が初登場なので

ステージの進行を確認。リハ、ですね。

何かやってくれとのことなので寿限無をやってみる。

後にこのネタであんなことになろうとは…。

その話は後ほど。この日はみんなでビール買って早めの就寝。

Photo_2

滞在した部屋。

何故布団が二枚くっついてるのさ。

寂しい一人寝でした。

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