« 地元沼津へ参ります | トップページ | 残り物には福があるんですよね?ね? »

お福分け

1月30日、快晴。すこぶる寒い。風が冷たい。

故郷、沼津にて。

門池っていう池がありまして。大きな池なんです。

子供の頃はそこで釣りしたりしてました。

クチボソって呼んでたんだけど小さい魚がウヨウヨ居て。

岸壁から水に指を入れるとその指めがけて

バシャバシャやってくるくらいの元気な魚。

練り餌を落としたら数秒で無くなるくらい。

ブワーッって大量にやってきてみんな食べちゃう。

狩野川っていう川が沼津にあるんだけど、

そこで釣ったウグイ(結構でかい)と一緒に

自宅の水槽に入れてみたら

次の日にウグイが肉片になってるくらい元気。

あれは子供だった僕の心に突き刺さる痛ましい事故でした。

 

そんな門池の程近く、三明寺さんというお寺さんに。

説明しよう!

こちら三明寺さんは「地蔵寄席」という地域寄席を

平成元年から続けてらっしゃるという

噺家には大変有難い寺院なのだ。

これまで大勢の師匠方が出演してるそうな。

で、その三明寺さんで節分の豆まきをすると。

その司会進行をする、というのが業務。

そのついでに落語も。

この日はイベント目白押しだったようで。

お御輿は出るわ、千人鍋は炊くわ、縁日は出るわ、

お子達がお囃子やるわ、強風は吹き荒れるわで

片棒の次男坊がやろうとしたお弔いの様相。

 

落語も本堂でやりました。

あんなもんですみません。見捨てないで下さい・・・。

いつか地蔵寄席にもお呼び下さいませ。頑張りますから。

 

強風の中、豆を待つ皆様。

壇上に上がる年男・年女の皆様。お寺のご家族。役員の皆様。

そして御輿を担いでなお余力十分の若い衆。

こちら三明寺さんでの豆まきは「福は内」だけ。

「鬼は外」は言わないんだそうな。

 

私がマイクで「ふくはーうち!」と言う。

裃つけた皆様が豆を撒く。それをカラスが、じゃねえや、

風が煽る。急角度のカーブで曲がる豆や餅。

餅は重さである程度は届くんだけど豆がね。

中には逆風で壇上の僕に当たる豆まで。

 

大体絵が想像できたでしょうか。

凄く寒くて、皆様大変だったんですよ。

それなのに、眼下の皆様、タフですね。

「こっちー!」「こっちもー!」「こっちにください!(子供の声)」

ああいう時の子供の声って、心に残るのよね。ずるいわぁ。

あっちに投げて!って思っちゃう。

怪我だけが心配、って役員の方が仰ってたけど、

揉みくちゃになって拾ってらっしゃる。

大丈夫かしら、と本気で心配になるくらい。

でも豆まき終了を告げたらあっという間にお帰りになったので

どうやら皆様ご無事なようでした、なにより。

 

今年一年福が訪れますように。

良い風習ですな。

そして壇上から豆まきの様子を見ていて、

ああ、懐かしの門池だなあ、って思いました。

クチボソ、まだ居るのかなあ。

|

« 地元沼津へ参ります | トップページ | 残り物には福があるんですよね?ね? »

落語リハビリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1324545/38671855

この記事へのトラックバック一覧です: お福分け:

« 地元沼津へ参ります | トップページ | 残り物には福があるんですよね?ね? »