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んー

大学生の頃から伊集院光さんのラジオを熱狂的に聴くようになった。

誰かに薦められたのか、たまたまつけたらやって

好きになったのかはまるっきり思い出せない。

中学生の終わり頃からラジオを好きになったので

その延長線上だと思うんだけど。

まだ噺家になる前だったし、学生の頃はまさか自分が

こんな事になるとは思ってもいなかったから

たまにラジオで出てくる落語家時代の話も単純に

笑って聴いてた。今聞き返すと登場人物を楽屋で見てるから

一層面白い、いや逆に、ってのも・・・ないか。

 

著書も何冊か上梓なさってるので、全部じゃないけど購読してる。

10月に『のはなしさん』という本が出るというので買ってみた。

誕生日プレゼントに頂ければとか思ったけど

10月7日の仕事で新幹線での移動があったので

その間の暇つぶしのために買った。於・上野駅内書店。

メールマガジンで連載していたものを書籍化したものだそうだ。

シリーズ三冊目なので「さん」。1.2もあるらしい。

今度買おう。道端に落ちてたら誰よりも先に拾おう。

 

詳しい内容は是非購読して頂きたいので申しません、当然です。

純粋に面白かったです。

伊集院さんが生来持ち合わせてる、照れとか遠慮とか

被害妄想・誇大妄想、凄く面倒な思考回路とか

パーソナルな部分が垣間見えて楽しかった。

 

最後の話が、大師匠・五代目円楽師のお弔いの事だった。

勿論その場に僕も居た。師匠方の黒紋付を畳んだり

お清めのお酒を運んだり、師匠の目を盗んで喫煙したりしてた。

伊集院さんもいらしてた。お清めの席で師匠方と、

そして初代楽大さん時代の同期の皆様と話してた。

 

伊集院さんは著書の中で先代円楽師逝去を

廃校に例えてた。なるほど、と思ったけど

その感覚は共有できなかった。

伊集院さんの噺家時代の芸名「三遊亭楽大」(初代)は

先代円楽師が命名したらしいし、当時は若竹があった。

何より大師匠が元気だった。

僕が入った時はもうおじいさんだった。

兄弟子から「昔はそりゃあ怖かったんだぞ」って言われても

そもそも直接の弟子じゃないし、会う機会すら殆ど無かった。

大師匠の高座を聴けたのはたった4回。

兄弟子・小圓朝兄さんの披露目で2回。どちらも『中村仲蔵』

にっかん飛切で『鼻きき源兵衛』、だっけ?

そして引退前の『芝浜』。以上4回。

遠すぎる存在。でも「円楽一門会」所属として、

その名前に、存在に守られて育ってきたわけで。

今も守られてるんだけど。

 

僕の巣立った幼稚園、確か音羽幼稚園、だったと思うけど、

小学生になって、移転が決まって。

見に行ったら遊具が取り壊されてて。

単純に悲しいとか泣いた、とかそういうんじゃないけど

何ともいえない気分になった。

ああいう感じだったのかな。

 

ホント縁起でもないんだけど、親が僕の子供の頃によく言ってたのが

「いつまでもあると思うな親と金」

頭じゃ解ってるつもりだけど、いざその時にならないと

本当に理解できないのかもね。

あ、金の方は最近身に染みてきました・・・。

着物も作っちゃったし・・・。んー。

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