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下手の考え休むに似たり

3月26日。

月例「圓橘の会」

またも雨の嫌がらせ。

寒いのより、暑いのより、何より雨が困る。

師匠の着物濡れちゃうし。

これを書いてる今は快晴。

遅いよお天道様。

 

師匠の噺の前に、私かきつつき兄さんの

どちらかが高座に上がる。

今月の月番は私。

この時期にしか出来ない花見の噺、『花見酒』を。

男二人で向島に酒売りに行くんだけど

道中飲みたくなって、お釣りの10銭で買うの。

兄ぃが弟分に金渡して一杯。

弟分がその金を兄ぃに渡して一杯。

金お互いで渡しっこしながらみんな飲んじゃう、ってだけの

小品といえば小品。だけど好きな噺。

この短絡さがいい。

清々しいほど目の前の現象、欲に素直な男達が好き。

さほどの噺でもないんでしょうが、

自分でやっててこういう人間が一番しっくりくる。

 

しかしまあ受けなかった。クスリともこない。

自分の自己顕示欲の激しさは理解しているつもり。

だから受けないと死にたくなる。

まあ死なないんだけど。だって痛いのきらいだもん。

師匠から十分な時間は貰っていたから

丁寧に、慌てずやったつもり。

時間無くてセカセカ喋った挙句

お客さんがポカーンとしたまま高座下りるっていう事が

ここ最近多々あったから。

何がいけないんだろうなあ…。

 

3月27日。休日。

暦の上でも土曜日。商売的にはかきいれ時。

だが仕事無し。暇なので 

私が尊敬してやまない立川談幸師匠の

『談志狂時代Ⅱ』を読む。

「笑やぁいいってもんじゃねえ」

談志師匠のお言葉。

落語は笑わせる事が目的ではない。あくまで手段である。

 

落語を信じているつもりだけど

まだまだ足らなかったのかな。

どうせ落語に厄介になっているんだから

もっともっと落語にお世話になろう。

どうしても自分の感覚に合わない物は削ったり

足さないとムズムズして喋れない様な事は

付け加えたりはするけど。

まだまだ子供なんだろうなあ、自分。

何にもわかっちゃいないんだろうなあ。

だから全楽師匠に

「おめえは何にもわかってねえんだよ!」って

言われちゃうんだろうなあ。

いつか全楽師匠が気持ちよく話せる相手になれるかなあ。

こんな事考えてる自分、気持ち悪いなあ…。

こうしてダラダラ綴る事ですべった言い訳をしてるようじゃ

まだまだ落語が僕を信用してくれないんだろうと思う。

女にも落語にももてない31歳。春はまだ、遠い。

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コメント

橘也さんのお師匠さんのお言葉通り、20年やればいろいろ見えてくるのでしょうね。

投稿: 太公望 | 2010年3月31日 (水) 21時15分

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