« 今日のリハビリ、つづき | トップページ | 2月1日~公園、鳩、孤独~ »

籐の魔術師、小澤先生

1月31日は御殿場にて仕事。

「籐の魔術師」こと小澤明子先生の、25周年記念のパーティ。

小澤先生は、籐細工を広めるべく、全国で教え子を持ち、

また、先だってはベルギー大使館に作品を展示なさったりと

幅広い活動をされてるお方。

うちの母親と知り合いだそうで、二ッ目昇進披露の会にも

来てくださった。

この日はパーティのサプライズとして、私が一席申し上げる

という段取りだった。

会場は時之栖(ときのすみか)

名前を知ってはいたが、どうやらご繁盛なさってるようで・・。

地元が活気付くってのはいいことだ。

まずは会場を見せてもらう。

Photo

立派な会場です。全国からお祝いにお客様が駆けつけるそうで。

人柄ですな。人徳ですな。

Photo_2

私が喋る予定の場所にも素敵な籐細工が。

このままのほうがいいんじゃ。私が上がる必要ないんじゃ…。

見切れてるのが籐の魔術師。

マイクや高座のセッティングなど、準備を終える。

が、

会場着10時半。出番は13時半。

・・・・・・もうすることがない。

とりあえず腰のリハビリをしている所をホテルの人に見られた。

どう考えても不審者だ。

でもめげずに寝転がってヒーフー言ってる僕。

自分でも後悔するほどの本数の煙草を吸っているところへ

遂に出番が。

司会の方が紹介する。

「えー。本日はサプライズゲストとして、落語家の、えー、……

えーと、なんて読むの?」

助け舟「きつやさん」

「はい、きちやさんを」

助け舟「きつやさん!つ!」

「橘也さんです、どうぞ!」

……よくあることです。

以前、司会の方が5回、「きつや」で噛んだことがありました。

みなさんも僕を呼ぶときは気をつけてね。

籐細工の飾られたステージを突っ切って高座へ。

「時そば」をやってみた。まああんなもんだろう。

落語も籐も、限られた物で表現するという点では同じ。

落語は声、仕草、扇子、手拭しかない。

でも籐細工は形に残る。世に発表したら一生残る。

落語はその場で消える。出力した瞬間から消えていく。

その違いは凄く大きいんだと思う。

CDやDVDに噺を残す諸先輩方はその恐怖を一生

背負って生きなきゃいけない。とても怖い事だと思う。

小澤先生の作品は、どれも見ていて落ち着く色合い、

凄くシンプルなもの。でも見ているとひとつひとつ微妙に違うし

その味わいの奥深さが楽しい。

自分も小澤先生の作品のような深みのある芸人になりたいと

切に願った一日でした。そして娘さんとの縁談を

心よりお待ち申し上げます。次はお母さんと呼ぶんだからね!

|

« 今日のリハビリ、つづき | トップページ | 2月1日~公園、鳩、孤独~ »

落語リハビリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1324545/33235252

この記事へのトラックバック一覧です: 籐の魔術師、小澤先生:

« 今日のリハビリ、つづき | トップページ | 2月1日~公園、鳩、孤独~ »