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2010年1月

今日のリハビリ、つづき

三遊亭好の助。お父さんはマジシャンのボナ植木先生。

「ナポレオンズ」の背の高い方の素敵なお人。

ナポレオンズのお二人はめちゃくちゃにかっこいい。

体の線とか、佇まいとか、何気ない仕草とか、そして何より

舞台でのパフォーマンスが死ぬほどかっこいい。

お父さんが植木先生とか、好の助が羨ましい。

そんなサラブレッド、三遊亭好の助が白石市での落語会が

終わった後のどさくさに紛れて俊敏に動いた。

一般人の三倍早く動いたと思う。赤い彗星とは彼のための通り名だ。

さて、今日のその時がやって参りました。

201001302 楽屋に用意された菓子類を根こそぎ強奪する二世。

種も仕掛けも用意せずに袋に詰め込む。

動きに迷いが無い。

明らかにこの手の犯行に慣れている。

この男、自宅のトイレットペーパーを使うのがもったいないからと、

家で便意を催しても気合で駅まで歩くらしい。

神々しさすら漂う気品あるドケチ。

本人は「二世の品格が無いのが悩み」らしい。

いいんじゃねーの?品格でケツ拭けねえぞ。

そんな二世落語家、好の助と帰りの新幹線も一緒。

仲良く並んで座る。有意義な会話、だったと自負している。

仕事の事、芸の事、とにかく有意義に話した。

真剣に聞いてくれているんだろう。彼は黙っている。

ふと会話の最中、彼が顔を上げて言った。

「寝ていいすか?」

私は入院中お世話になった携帯ゲームをやる事にした。

そんな二世落語家と、二人で勉強会します。

2月16日、場所はお江戸両国亭

両国エンチョウ寄席。18時半開場、19時開演。

料金は1000円。両国寄席のチケット、定期券も

ご使用頂けます。お暇な方は来て下さいませ。

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今日のリハビリ

ふぅ。夕食を頂きました。夜食って時間だが。

独り鍋のなんと寂しいことよ…。あーあ、誰かと鍋つつきたい。

さて今日の落語リハビリレポ。

何しろ退院後一発目の高座だから緊張した。

歩行も正直まだままならないのに、高座まで辿り着けるのか。

そして正座は出来るのか。喋れるのか。不安は尽きない。

今日は宮城県白石市で、楽太郎師匠の会に出させて頂く。

番組は三遊亭好の助、橘也、仲入り、めおと楽団ジキジキ、楽太郎師匠。

寄席で一番偉いのは主任。その次に偉い人が出るのが

仲入り前のポジション。

当初送られてきた番組表は僕が最初の出番で、好の助が仲入り前。

好の助がそれじゃいやだと一応兄弟子の私を立ててくれたらしい。

いいのにそんなの。地方公務員の倅のどこの馬の骨だかわかんない

こんな男より、血統書つきの二世落語家の方がお客さん喜ぶだろうに。

東京から新幹線に乗る。楽太郎師匠は一時間遅く会場入りなので

好の助と一緒のはず。でもホームに誰もいない。ジキジキさんもいない。

どういうこと?ドッキリ?とにかく乗る。

上野で好の助合流。

二人仲良く並んで座る。そういう風に切符取ってもらってたので

仕方なくとかじゃなく、仲良く並んで座る。

色々話をした。とても有意義なディスカッションだったと自負している。

内容は覚えてないけど。まるっきり。

大体は自分の入院についてだった気がする。

時の経つのを忘れるほどあっという間に白石蔵王駅。

会場はすぐそこだった。

つつがなく準備を終えて師匠の到着を待つ。

到着の時間を見計らって楽屋口前で待つ。外。寒い。

若干雨模様。主催の方とお話する。

「この会場ってガラスの部分多いよね」

「ああ、そういえばそうですねえ。地震来たら大変ですねえ」

他愛ない会話してるうちに師匠到着。

今日も師匠はスタイリッシュだ。コートがおしゃれだ。

生まれたままの姿にあのコート一枚で道行く人に

「ほぉ~ら」ってご開帳しても多分怒られないと思う。

それぐらいスタイリッシュだ。

師匠に挨拶して、それから楽屋の弁当を貪る。

仕出しの弁当屋の名前が「田舎庵」

何と奥ゆかしいネーミングだろう。

ど田舎の繁華街に「大手町」とか「○○銀座」とか名付ける不届き者に

田舎庵の社長の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。

一番太鼓が鳴る。私は弁当を貪る。その時、歴史は動かなかったが

楽屋が動いた。揺れた。震動した。

地震。

おいおいwwwさっきあんな事言ったらホントに地震きちゃったよw

私の楽屋に師匠がきて「地震あったろ今」

怖いのかい?怖かったら俺の胸に飛び込んできていいんだぜ。

そんな事微塵も考えずに

「はい!揺れました!まだテレビの速報は出ておりません!」

直立不動で返答する。口中の天麩羅は慌てて嚥下した。

開演。好の助が扇子を曲げるいんちk・・もとい、マジックを披露。

会場はそれだけで爆笑に包まれる。

その後も安定したマクラから「転失気」。終始お客様は笑ってる。

さすが二世落語家。ものが違う。

15分の持ち時間をきっちり5分余計にやって私にバトンタッチ。

背筋伸ばしてちゃんと高座に上がった、と思う。

必死で喋った。ヘルニアの事は言わなかった。

変に同情されると笑いが起きないし、何より

お金払って来て下さってるお客様にそんなネガティブな事言っても

何のサービスにもならんし。

メキシコ行った時の話してから師匠圓橘直伝「時そば」。

何とかやり終えた。途中痛みが走ったけどよく頑張った。

誰も褒めてくれないから自分で自分を褒めてやりたい。

お仲入り後はめおと楽団ジキジキさん。

ピン芸の自分からすると、ああやってコンビ(お二人はご夫婦だけど)で

掛け合いができるってのは、大変だけど楽しいんだろうなあと

いつも羨ましく思う。協調性皆無な自分には出来ないだろうけど。

大学の卒業旅行の時、みんなで写真撮るのが嫌で遠くへ行ってた

ような自分にはコンビで仕事とか無理だ。

つうか写真撮るのも嫌なら旅行も行くなよと言いたい、自分に。

盛大に会場を盛り上げて、主任の楽太郎師匠へスイッチ。

師匠はゆっくりと高座へ。

袖から顔を出してまず一礼。高座に上がって深々とお辞儀。

すっと会場に溶け込む。

多分高座の出来って、座った瞬間になんとなく決まるんじゃないかと

たまに思う。

だからお辞儀は大切なんだと思う。上手く表現できないけど。

自分もお辞儀には気を使ってるつもりだけど、果たして

お客様にはどう映ってるのか、自分で自分の高座見た事無いから

いつも不安になる。

楽太郎師匠は淀み無く高座に居場所を見つけ、すっと座って頭を下げた。

その動きが綺麗だと思った。

師匠圓橘を初めて見た時も、高座に上がった瞬間の佇まいで

もう惚れてたっけ。

そういう芸人になりたい。

そんな美しい楽太郎師匠はお酒の話をしてから

とても美しく「禁酒番屋」。いやあ美しい。

お侍に小便飲ます噺すら美しい。爆笑のうちに終演。

20100130

楽太郎師匠の高座姿。肖像権対策バッチリ☆

師匠の着物を好の助と寄ってたかって畳んでタクシーを待つ。

その時、歴史は動かなかったが二世落語家が動いた。つづく

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あの惨劇をまだ振り返る

6人部屋の窓際。

日差しが眩しいが、外界との繋がりを感じられる分だけ爽快だろう。

相部屋の皆様は、ご老人だった。

点滴を眺めながらぼんやりする。痛みは少しだけおさまっていた。

じっとするしかない。弟に必要な物の手配をお願いして、

あとはもう変温動物のごとくじっとしてるしかない。

食事が運ばれてきた。昼食だそうだ。

どんな時でも腹は減る。飯を目の前にしたらお腹が鳴った。

体が生命の維持に対して本気な証拠だろう。喜ばしい事だ。

食事は意外に美味しかった。意外と言っては

作って下さった方に失礼だが。イメージとは違った。

黙々と食べる。その時、歴史は動かないが

隣の住人の体の一部が動いた。

ブスルルルルピスピススウー。

文字にするとそんな感じ。放屁だった。

食事中だちきしょう!しかも何だその屁は!

元気な人間の屁は、その一発で国威発揚を促せるような

気合が入っている。芯が通っている。

さながら進軍ラッパのごとく。

原由子さんも歌ってた。「進軍ラッパがプープープププゥー」

サザン初期の名曲、流れる雲を追いかけて、より抜粋。

年取ると菊座も衰えるんだな。

関所がもうグズグズになるんだ。入鉄砲出女し放題になっちゃうんだ。

アナル事務総長が耄碌しちゃうんだきっと。

だからあんな屁になる。屁は元気のバロメータであります。

とにかく食事して、お薬飲んで、その日は安静にしてた。

夜になる。夕食もきちんと平らげる。今度は屁の形をした

スカラー波は来なかった。薬も飲んだ。

トイレは意地でも自分で行った。

自分の尊厳を守る最後の砦だと思ったから意地でも自力で行った。

寝ることにする。見回りの看護士さんが様子を伺いに来た。

「まだ痛い?大丈夫?座薬、する?」

座薬は恥ずかしいじゃん。俺のピーチ姫はお注射の時点で

もう辱められちゃったもん。汚されちゃったもん。

これ以上姫をいじめないで!

とは言わずに小声で「大丈夫です」と断った。

眠れない。痛い。姫に恥かいてもらえばよかった。後悔先に立たず。

深夜になる。再び見回りに来る看護士さん。

「座薬、する?」

一本いっとく?みたいな軽いノリ。僕は黙って首を縦に振った。

素早く準備する看護士さん。横向きに寝た状態で姫再びお披露目。

看護士さんは、まるでスリのような鮮やかで素早い動きで

姫のお口に座薬を放り込んだ。ティッシュをあてがわれる。

看護士さんはずらす時のほぼ倍速で姫を隠してくれた。

それが恥じらいならば、僕は嬉しい。

姫がお気に召さなかったのなら陳謝致します。

姫って言葉が自分の中で猛烈に面白くなってきたが

恐らくこれを読んでる方にはもううんざりだろうと思う。

しかもまだ初日じゃん。あと5日分あるのにどうしよう。振り返りきれない。

でも後は寝て起きて飯食って薬飲んで

たまに相部屋の住人の屁を聞くだけだから別にいいか。

そんな入院生活でしたっと。ふぅ疲れた。飯食おう。

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あの惨劇を更に振り返る

吉祥寺南病院に搬送された。前進座の隣り。

その時はそこがどこか解らなかったけど。

すぐにレントゲンを撮ることに。

物凄く綺麗な看護士さんが僕をレントゲン室まで運んでくれた。

これがご縁で、とか式で紹介されたらいいなあとか妄想する余裕は

まだあった。生きてる喜びを実感する。

MRIとやらは混んでるらしくてちょっと待つとの事。

その間に僕を診る事になる先生が来て下さった。

女医。

女医という単語に何の妄想も抱けない男子とは

どう折衝しても友人にはなれない僕。

さっきの美人看護士といい、どうやらここは桃源郷らしい。

診察室に移動して、注射をするとのこと。

ブロック注射、とか言うらしい。

けつの割れ目の一番上辺りからお注射する。

女医、美人看護士立会いの下、僕のピーチ姫がお披露目された。

いやああああ!!見ないで!

特に小学生の頃、屁が引火するかどうか実験しようと

家にあった石油ストーブに屁を引っ掛けようとして尻近づけたら

尻肉がストーブに触れて火傷負った痕だけは見ないでぇぇぇぇぇ!!

何の遠慮も無くひん剥かれた。もうお嫁にいけない。

注射。

……女医が「あるぇー?」とか言ってる。

どうしたのさ。尻が三つか四つに割れてるの?

注射がうまくいかないらしい。

「もう少し太い針じゃなきゃダメね」

あたしゃ馬かい。

注射もして、後は点滴で痛み止め流して、それと飲み薬の痛み止めも

服用して、じっと安静にするしかないとのこと。

「渡辺さん、痛いとこごめんねぇ。(←何でこの枕詞必須なのさ)

入院するお部屋なんですけど、4人部屋と6人部屋とあります。

4人部屋は差額で4000円余計にかかりますけど、どうします?」

どっちでもいいよそんなの…早く安静にさせておくれ…

とは言えなかった。脳内が痛みから金勘定にシフトする。

さすがわが社の勘定奉行。出来が違う。

非常時でも冷静な仕事が出来る。

「6人部屋で」

即答だった。

かくしてベッドひとつあてがわれた私に待っていたものとは…つづく。

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あの惨劇を振り返る

その日は朝から痛かった。

前の日は月例圓橘の会。

打ち上げの後、お客様をお見送りするのだが

お辞儀ができない。

感謝の気持ちが無いとかそういうんじゃなくて

肉体的に出来ない。腰の右側が猛烈に痛む。

謝意を行動で示せないもどかしさを噛みしめつつ

その日は何とか仕事を終えた。

23日朝。起きたらまだ痛い。夢の中で土下座でもしてたのか。

こういう時は筋肉を伸ばそう、ストレッチしようと、

何気なく正座してみた。

奴の封印は解き放たれた。痛いなんてもんじゃない。

自分を客観的に見られないぶっさいくな女が

「消毒、しょうどくぅ♪」とか言いながら

焼肉の前に箸を網で焼く行為より痛い。

嵐が過ぎるのを待った。嵐だっていつかどっかいく。

SMAPに取って代わってジャニーズの稼ぎ頭になるとか言っても

どうせ数年たてば次の子たちが現れる。

ジャニーさんの可愛がりを一身に浴びた健気な男子が

何の屈託も無く歌い踊れば世代は交代する。

だが嵐はしぶとかった。もはや磐石だった。

つよぽん頑張れ超頑張れ。裸になって何が悪い!

その日の仕事は諦めて、救急車を呼んだ。

救急車は早い。あっという間に来る。待ち構えてたのか。

流しの救急車だったのか?

階段を上がる足音が聞こえる(ぼくんち二階)。

ドアが開かれ、なかった。きちんと戸締りしてた。

鍵とかかけんなや!俺!

「ドンドンドン!渡辺さん!開けてください!」

…動けねえっつうの。

ドラマで撃たれた刑事が最後の力を振り絞るようにドアへ這いずる。

届け!僕の想い!あと10cm!!!開いた。

救急隊員がどっとなだれ込む。第一声。

「どうしたの?」

電話で説明しました!腰が痛くて、右足が痺れて動けないって

きちんと言いました!救急車来る前に寝巻きからきちんと

着替えて待ってたのにそりゃねえぜとっつぁん。

もう一度説明する。担架が運ばれる。僕を乗せる。さあ出航、

とはいかなかった。

我が家は狭い。とことん狭い。しかも縦に長い。玄関が狭い。

私を外に出せないらしい。

「これ邪魔だからそっちどかして!そのゴミ袋はそっちで!」

テキパキと隊員が私の通り道を確保する。

今度その手際のよさで俺んち掃除してくんないかな。

痛みに唇を噛む僕に隊員の一人が声をかける。

隊員「痛いとこごめんねえ。保険証どこかなー?」

僕「財布の中です。コピー機の上に財布が置いてあります」

意識ははっきりしてるので冷静に答える。

隊員「あ、これね!渡辺さん!これ?この中にあるの?」

僕「そうです。その中です」

隊員「そう!じゃあこれ僕が預かるから!中身は取らないから!」

あたりめえだ!

そんな小粋なジョークいらねえんだよ!

突っ込むことも出来ず「ありがとうございます」とか

礼を言う僕。運ばれながら

「狭くてすいません。家、狭くてすいません」とか

どうでもいい事に詫び続けながら外に出される。

隊員は鍵をかけてくれた。携帯も持ってきてくれた。優しい。

でもさっきの粋なジョークは腹立ったのでプラマイゼロな。

……長いなあこれ。しかもまだつづく。

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まさかホントにリハビリするとは・・・。

自分の活動を「リハビリ」と称して早6年目。

引きこもり根性は相変わらず。

まだまだ人前に出て喋ってリハビリせにゃ、と

思ってはいます。います、が、

まさか肉体的なリハビリまですることになろうとは・・。

23日早朝。

その日は大好きな道楽師匠が定期的におやりになってる

半蔵門での落語会。

前座の頃何度か行って、お客様の雰囲気がとても

温かく、いい会だなあと思った。

久々に行けると、早起きして支度しようと思ったが

体が重い。腰の右側が異常に痛い。

何の気なしに正座してみる。

脊髄反射で叫んでた。「ぎゃああ痛いいたいイタイくぁwせdrちゅhじ」

右足が動かない。動かそうとすると電気が走る。

仕事いかなきゃ・・・でも動けない!

脂汗流しながら痛みが引くのを待つが引かない。むしろ痛くなる。

脳内大本営より撤退命令。今日の仕事は無理だ。

すぐ師匠に電話する。師匠は僕の体を心配してくださった。

道楽師匠には改めてきちんとお詫び申し上げに行かなきゃ。

ここからの顛末をきちんと書きたいけど痛み止めの薬のせいか

眠いので、改めて詳述します。

まあ要するに、椎間板ヘルニアで入院したよ、で今日退院したよ。

っていう報告なのでした、と。

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昨日と今日のリハビリレポ

1月22日、24時半過ぎ。

いつもの様に吉祥寺駅を出て、目の前の喫煙所へ。

ここから眺める時計が、ロンロンが、夜空が心地よい。

しばし紫煙を燻らす。

夜の喫煙所に不釣合いな大声で電話する男が一人。

「それでさぁ!“彼女になってくださいお願いします”って言ってさ!

相手が“Yes,I do”って言ったら最高じゃんか!すげえよ!」

何で相手の返事英語なの…?リア充なの?爆発したいの?

そういや帰りの中央線で隣に座ってた男女もうるさかった。

「それでさ、フリーザが悟空を殺そうとしたから悟空ぶち切れてさ、

うん、その前にナメック星を爆発させようとしてたじゃん…うん、

で、その後悟空は何とか脱出して、何だっけ、何とか星人に

瞬間移動教わって帰って来るんだよ。」

男は訥々と女に語りかける。まるで昨日観た映画の

ワンシーンを二人で再現してるかのように、静かに、そして

優雅に語り続ける。二人には周りの喧騒も、酒臭いおっさんの呻きも、

電車の悲鳴も聞こえてない。

・・・・・・・ふざけやがって!いいか!てめえらに教えてやる!

耳の穴かっぽじってよっく聞きやがれ!

悟空が瞬間移動教わったのは「ヤードラット星人」だ!!!!

そんな事も知らない輩がドラゴンボール語るな!

あと悟空とピッコロが免許取った話はアニメオリジナルだ!

バーダックと一緒だ!

そんな事よりクリリンがタンバリンに殺された時の

あの衝撃と怒りについて語れ!

さて、ここ二日間のリハビリ報告。

21日は尊敬して止まない全楽師匠の会。

場所はふじみ野の四川料理屋「朱炫」さん。

長らく続けてきたこのお店を閉めるため、今回でファイナルとの事。

全楽師を除くと、自分が最多出場(7回、次点は円楽一門のプリンス王楽兄)

だったため、凄く寂しい。悲しい。何より僕は今後、

どこでおこげを食べればいいんだ;;(ここのおこげが最高に旨い)

社長はじめスタッフの皆様に心からの感謝を申し上げたいです。

自分は『都々逸親子』、全楽師は長講一席『文七元結』

僕は勝手に“永遠の少年”だと思ってる全楽師が今日はマクラも短めに

大人の高座。かっこよかった。漢だと思った。何故結婚できないんだろこの師匠。

その後は打ち上げ、そして朝までデニーズの

「おかわり自由」のコーヒーを満喫しながら語り合う。

今の自分にとって、全楽師匠とのトークこそ最高のリハビリだと思う。

落語の事、師匠の事、ここじゃ書けない話も全力で語る。

一瞬も気を抜けないから刺激的。全力でふざけるから面白い。

いい夜だった。全楽師かっこよかった。何故結婚できないんだろうこの人。

22日は月例圓橘の会、於・清澄庭園大正記念館。

楽大『八九升』橘也『初天神』

師匠圓橘は『淀五郎』、半七捕物帳より『薄雲の碁盤』

やはり師匠の会は疲れる…ふぅ。

お客様の中に、内定決まった若者がいた。

瑞々しい。初々しい。こういう方に末永く落語を愛して欲しいと切に願う。

え?この話のオチ?何それ、食えんの?

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ここ最近のリハビリ報告

カロリーさえ摂取できればいいやとコンビニに昼食を買いに行く。

恐らく店員にあだ名つけられてるであろう程通っている近所のコンビニへ。

午後12時。忙しい盛り。作業服に身を包んだ男たちが次々と

カロリー源を手にして去っていく。

店員は二人。女性。手馴れたものである。

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ…。百人組手の如く捌いていく。

その無駄のない動きに並びながらしばし見とれる。

無駄を省くのが芸に於ける洗練であるなら、この店員からも

学ぶ事はあるはずだ。注視する。

店員が素早くレンジに弁当を投入する。

次に控える私の買うものを認識しようとバーコードリーダーを手に取る…

と思いきや、その一切の無駄を省いた武道家の様な俊敏さで

彼女は鼻をほじった。

ちょっとムズムズするので、とかじゃない。

五指の中で最も精密な作業をやってのけるであろう人差し指特攻隊長が

ノーズホールに探検しに行った。

そんな生活を送る私のここ最近のリハビリを報告。

19日、日本橋社会教育会館。

一門の兄弟子、兼好兄さんの「ミュージック落語」の会。

兼好兄の『死神』に、

リコーダー・オーボエ奏者の江崎浩司さん、チェンバロ奏者の長久真実子さんの

演奏を組み合わせる斬新な企画だ。

そういや兼好兄はリコーダーを趣味でやってるとか言ってた。

私は小学生の頃、何も取り柄が無かった。

ただ音楽の授業で、リコーダーを吹く時だけは別だった。

ピアノを習ってる女の子はどのクラスにもいる。

そういう子は基本歌も上手い。リズム感もある。

ただそういう女子を蹴散らすくらい、私はリコーダーが上手かった。

天才だった。神童だった。

幼き私の腕に抱かれるリコーダーは私に身を委ね、

想い人と寄り添う乙女の様に儚く、美しく声を響かせた。

そんな思い出を兄さんにかいつまんで語った。

上記のまま伝えたら二度と口を利いてもらえない。そんなのはいやだ。

尊敬する兄弟子だ。

兄さんは私の話を笑いながら聞いてくれた。

後日電話があった。私に19日の会を手伝ってくれとの事。

歓喜した。リコーダーと落語、音楽と落語…。何という甘美な組み合わせ!

初めて苺に練乳かけて食った時の「これもう練乳をチューチュー吸ってりゃいいじゃん!」

って思う位美味かった時の様な至高のコラボ。

袖で勉強させて頂けるだけでなく、手伝えるとは。幸せを噛みしめた。

話はそれで終わらなかった。

「お前さ、リコーダー天才的に上手かったんだろ?吹いてよ!」

・・・・・・・・・ハァ?

いやいやいやいや!それ小学生の頃の話を嘘、大げさに申し上げたんで!

ジャロが黙っちゃいないジャロ!って言う…すげえ、秀逸なギャグだこれ。

とにかく二十歳過ぎればただの人っていう、あれなんで…。

電話は無情に切られた。吹くしかない。

兄さんは、私に一本の笛を貸してくれた。

兄さんの娘さんの物らしい。

この歳で女の子の笛を吹くとか、何と合法的な変態行為。

でもまるで興奮しない。

打ち合わせの際、プログラムを見せてくれた。

私の紹介文「三遊亭圓橘の三番弟子、特技:リコーダー

何なの?俺馬鹿なの?しぬの?

当日の進行はまず第一部・音楽で、そこから私、兼好兄さん二席よ。

つまりリコーダーで飯食ってる人の直後に吹けと?

「『芝浜』くらい俺でもできる」って言い張る痛い客とおんなじだぞそれ!

猛練習した。半日くらい。いや、もう少し短いか。

まず曲選びに難航した。

「誰でも知ってる」「すぐ吹ける」「リコーダーの音域でカバーできる」

この条件を満たす曲が中々無い。

当日お昼頃まで悩みぬいた。この模様を情熱大陸で流して欲しいくらいに悩んだ。

夜中に練習してて隣人に壁を殴られた。

私の何気ない一言で、住居まで失うのか…!

本番を迎える。私は笛を袂にしまい、高座に上がった。

自己紹介の後、徐に笛を取り出した。お客様大喝采。

静かに「なごり雪」を吹いた。静寂が心地よい。

いいぞ、計画通り!

続いて「自分を励ますために」と言ってから

「サライ」を吹いた。リフレイン。信じられない事が起きた。

何とお客様が一緒になって口ずさんでいる!

……やめてぇ!はずかしいからやめてぇぇぇぇぇ!!!;;

そこから落語に入った。詳細はあの日いらしたお客様の中だけに。

しかし「サライ」は偉大である。音楽の力は無限である。

こんな私のポンコツ演奏ですら人は動く。

楽屋入りの前に3回練習しただけなのに。

あの時歌ってくださったお客様、有難うございます。そしてごめんなさい。

もう二度と人前で笛は、そしてホラは吹くまいと誓った。

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ぶろぐはじめちゃったの、テヘッ☆

「ねえっ」

「何、どうしたの?」

「アタシ、昨夜頑張って、ぶろぐ作ってみたんだゾ!」

「ふーん、そう」

「もうっ、なによそのやる気ない返事!一生懸命作ったのに」

「わかったよ…どれどれ…これ、俺のために作ってくれたのか?

…おい、お前、指、傷だらけじゃんか!そんなにまでして…」

「べ、別に、君のために作った訳じゃ、ないんだからっ!勘違いしないでよね///」

「ありがとう、嬉しいよ(抱擁)」

「あ、ちょっ、みんな見て…んっ!…っっ!…!!」

「愛してる…」

「…アタシも!」

そんな感じでぶろぐ作成。

今後は上記の様な脳内蛆虫を駆除する作業と

人の目を見るのも恥ずかしいニート根性を落語リハビリ

(説明しよう!落語リハビリとは、対人恐怖症患者が

無理やり人前で落語をやる事により

外的ストレスを精神に加圧し、症状を克服する治療法のひとつなのである!

あのラジオのコーナー名ではないのだ!)

を通じて叩き直し、総括する作業を随時レポートしていく予定です。

ついでに自分の野外リハビリ(落語会出演)の情報も

掲載します。素直に宣伝って言えばいいのに…。

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